メディア・リンチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 04:12 UTC 版)
犯罪事件などを中心に、主として、ワイドショー、週刊誌、ニュースショー、パパラッチなどによって、庶民感情の犯罪への憎悪や覗き見趣味を煽る形で事件にまつわる被害者、加害者を問わず、人間関係やプライバシーなどがマスメディアによって当事者の意向が無視された状態で一方的に流されてしまうことでプライバシーの侵害や名誉毀損が行われている状況の総称。 「メディアスクラム」も参照 日本のマスメディアの犯罪報道は、無罪推定すべき被疑者・被告人を犯人視して報道することが多い。日本では、確実な証拠が無いと逮捕しないこと、起訴便宜主義によって有罪に持ち込めると確信できる事件しか起訴しないことなど、捜査機関の判断と裁判所の判断の近接が生じていることが大きいと考えられる。これは日本国外でも同様である。 また、被疑者・被告人のプライバシーを暴き立てることによって視聴者・読者の関心が高まりやすいこと、記者クラブ制度によってマスメディアが捜査機関の一部のように振舞っていること、警察、検察の取調べなどの際に被告人に弁護士などの第三者がつかないため、警察発表が一方的に報道される傾向が強いことなども大きいと考えられる。松本サリン事件などはその顕著な例である。本論については人権屋も参照。
※この「メディア・リンチ」の解説は、「私刑」の解説の一部です。
「メディア・リンチ」を含む「私刑」の記事については、「私刑」の概要を参照ください。
メディアリンチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 06:20 UTC 版)
視聴者の関心を引くために不祥事や失言を行った人を個人攻撃する(メディアリンチ)傾向にある。例えば、2016年2月に当時の高市早苗総務相が「電波停止」発言をした際ワイドショーはこの発言を殆ど報道せず、同時期に発覚した宮崎謙介元国会議員の育休中の不倫問題について大々的に取り上げた。また2016年6月に発覚した当時の舛添要一東京都知事の政治資金不正疑惑、2018年5月の日本大学アメリカンフットボール部のタックル問題等・・・ワイドショーの個人攻撃は枚挙に暇がない。その報道姿勢に対して「スッキリ!!」に出演していた評論家が「いじめ」と批判したほどである。
※この「メディアリンチ」の解説は、「ワイドショー」の解説の一部です。
「メディアリンチ」を含む「ワイドショー」の記事については、「ワイドショー」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からメディア・リンチを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- メディア・リンチのページへのリンク