ムスリムによる抗議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 15:18 UTC 版)
「コーラン廃棄事件」の記事における「ムスリムによる抗議」の解説
事件が起きた直後からムスリムは携帯電話や電子メールを用いて日本全国のムスリムと連絡を取り、小杉町への集結を呼び掛けた。事件の翌日である22日の午前10時ごろからは富山県内や東京や大阪、愛知、栃木などから駆け付けたムスリムおよそ250人が小杉警察署の前に集まった。警察署の前ではムスリムがマイクでシュプレヒコールを繰り返したほか、警察署に入ろうとしておよそ2時間にわたり警察官と押し問答になった。その後、ムスリムは富山市にある富山県警察本部に移動し、代表の7人が事件の早期解決を訴えた。また、富山県庁や富山市役所も訪れ、再発防止策を求めた。こうした抗議活動には駐日パキスタン大使館の職員も加わっていた。こうしたムスリムの要請に対し、富山県警察も捜査を約束し、目撃者の発見に全力を挙げるとした。また、駐日パキスタン大使館は24日までに外務省に対して事件の捜査と再発防止を求める申し入れを行った。 5月25日には東京の渋谷区にある東京ジャーミイを起点としておよそ350人のムスリムが「コーランを破った人を1日も早く捕まえろ」などと書かれたプラカードを掲げておよそ500メートルのデモ行進を行い、近所の公園で抗議集会を行った。また、千代田区にある日比谷公園においても抗議集会が行われた。この抗議集会ののち、在日パキスタン協会の会長らが外務省に対して申し入れを行った。
※この「ムスリムによる抗議」の解説は、「コーラン廃棄事件」の解説の一部です。
「ムスリムによる抗議」を含む「コーラン廃棄事件」の記事については、「コーラン廃棄事件」の概要を参照ください。
- ムスリムによる抗議のページへのリンク