ミリシャとともに戦う
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 09:09 UTC 版)
「ロラン・セアック」の記事における「ミリシャとともに戦う」の解説
巨大なモビルスーツを用いるディアナ・カウンターに対して、地球側の戦力は各地方領主の持つ軍隊(ミリシャ)で、その装備はプロペラ戦闘機が最新鋭というレベルであった。まったく抗することのできない地球人を相手に一方的な侵攻を続けるディアナ・カウンターに対してロランは反感を抱き、∀ガンダムを操縦してイングレッサ・ミリシャに協力した。イングレッサ領主グエン・サード・ラインフォードの意向で、表向きには女性パイロット「ローラ・ローラ」(Laura Rolla)として公表され、「地球にはモビルスーツに乗る勇敢な女性がいる」、また「女性でも扱うことができ、なおかつ月側とも対等に戦える優秀なモビルスーツがある」といったプロパガンダ的にその存在を利用された。このため公の場では女装した状態で出席させられている。もともと華奢で中性的な顔立ちのためか、事実を知らぬ者にとっては違和感がなかった。 仲間以外誰にもムーンレィスであることに気づかれなかったが、あるいざこざで感情を抑えきれなくなり、ムーンレィスであることを告白してしまう。しかしそれにより周囲と決定的に関係が変わることはなく、地球側に所属して戦い続けた。 ディアナ・カウンターのラルファ・ゼノアが核爆弾を掘り当て、核爆発を目の当たりにし核爆弾を処分するよう託される。やがて一時的な休戦となり、グエンが月へ赴いて和平交渉を行うこととなり、核爆弾を捨てるチャンスと思いロランもこれに従って月へ向かった。しかし月では、メンテナー家の反乱、黒歴史の開放、そしてギム・ギンガナムの蜂起などといった混乱が待っていた。そして黒歴史の技術力に魅入られたグエンがギム・ギンガナムと組むに至って、女王ディアナ・ソレルは地球への親征を開始する。劇中、グエンはロランに対して公私共に自分のものになるよう画策していたが、恩は感じていたが受け入れることはしなかった。ロランはディアナに従って、今度はグエンらを止めるために再び地球へ向かうのだった。そしてその間、仕えていたハイム家の次女、ソシエ・ハイムに想いを寄せられるのだが、それに応えたとはっきり判るような明確な描写(映像)については、ラストのキスシーン以外では描かれていない。 なお、小説『月に繭 地には果実』では、ウィルゲムで宇宙に上がった後、ニュータイプの資質を急激に開花させている。
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