マダム・レッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 18:06 UTC 版)
アンジェリーナ・ダレス / マダム・レッド 声 - 勝生真沙子 / 朴ロ美 元バーネット男爵夫人。ロンドン王立病院勤務の女医。レイチェルの妹で、シエルの叔母。 父(声 - 間宮康弘〈TVアニメ版〉 / 増元拓也〈劇場アニメ版〉)譲りの赤髪を持つ派手な美女。服装としても赤を好むことからマダム・レッドの異名を持ち、また社交界での活躍から「社交界の花形」「夜会の女王」などの美称も持つ。大好きな姉の息子として、実の息子同然にシエルを可愛がっており、ファントムハイヴ家の協力者でもある。しかし、実はロンドンを騒がせる切り裂きジャックの正体であった。 元は顔立ちはいいが純朴で地味な少女で、自分の赤髪をコンプレックスに思って赤色自体を嫌っていた。しかし家を訪れるようになったヴィンセントが赤髪を褒めてくれたことで、赤色が好きになって自分に自信を持つようになり、また彼に恋心を寄せるようになる。そんなヴィンセントが姉と結婚したことでショックを受け、半ば自暴自棄になり嫌いな夜会に派手なメイクに真っ赤なドレスで出席するようになり、レディ・レッドと呼ばれ社交界の著名人となる。最愛の人と結婚した姉に密かに嫉妬しつつも、その後彼女に愛する人がいると知ったうえでそれを受け入れる優しさを持ったバーネット男爵と出会って結婚し、彼の子供を身ごもる。ところが、馬車の事故によって夫は即死、自らも外科手術で子宮ごと胎児を摘出され、二度と子供を望めない身体となる。そこにさらにファントムハイヴ家襲撃事件で姉夫婦を亡くし、甥も行方不明で大切なものをすべて失ったという虚無感に苛まれる。その中で、医者として堕胎を望む娼婦たちと接し、自分が望めない子供を平気で捨てようとする娼婦への激しい怒りから彼女らを次々と殺し、その子宮を奪うという猟奇殺人を繰り返すようになる。それによって死神グレル・サトクリフと邂逅し、表向きは彼を執事として凶行を行っていた。この経緯で事件自体はシエルが行方不明のときから行われていたものであった。 「切り裂きジャック編」において自らが犯人にもかかわらず、劉とともにシエルに協力して捜査にあたる。同編の終盤に真相に気づいたシエルらに追い詰められ、シエルを殺そうとするが、最愛の姉の面影を残す甥を殺すことはできず躊躇してしまう。このことからグレルに見限られてしまい、彼のチェンソー型のデスサイズで斬り裂かれ絶命する。 グレル・サトクリフ バーネット邸執事。その正体は死神。 →#死神
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