ポエを使う局面の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/14 09:06 UTC 版)
どういった場合に使うか、その具体例を以下に挙げる。何らかの神仙その他と関わる際には、ことあるごとに使用される。 願い事を唱えて、それがかなうか確認する。 おみくじを引いた後で、そのくじが正しいかを確認する。NGであったら再度おみくじを引き、ポエを投げる。くじは筮竹のような形状で番号が振ってあり、擲筶の結果OKの目がでたら該当の紙を受け取り、記載された内容を読むという流れ。再チャレンジの回数については3回までと限定する資料もある。1921年の『台湾風俗誌』(片岡巌著)では、ポエとくじ引きの順序が逆順で紹介されている。すなわち、まず聖筶が得られるまで祈願と擲筶を繰り返し、その後で引いたくじが即確定となる。 葬式において死者を地獄から救い出すための儀礼「破地獄」の結果確認。遺族が擲筶し、うまく地獄から出られたかを問う。聖筶であれば儀式は成功したことになるので、うまくいかない場合は立ち合いの道士のとりなしのもと、何度も繰り返すことになる。 墓参りなどで、死者の意思や質問の答えを得るために使う。 祭りなどイベントの日程を決める時に使う。祭りの期間はある程度決まっているので、その中のどれが良いかを伺う。 儀式における役割分担決め。 下願と返願の条件決め。下願とは神から得たい御利益で、返願とは御利益を得た場合の神への返礼となる供物などである。 祭りの規模について意見が対立したときの解決として。例えば不景気な局面において、節約しようという意見と、せめて祭りだけでも景気よくやろうという意見が対立して合意が得られない場合、神意にかこつけてジャッジするのである。 施餓鬼の最後に満足いただけたかの確認。
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