ボクスタースパイダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 15:56 UTC 版)
「ポルシェ・ボクスター」の記事における「ボクスタースパイダー」の解説
2009年12月のロサンゼルスモーターショーで発表されたボクスターの上位モデル。ボクスタースパイダーはオープン走行を大前提に開発されたモデルで、軽量化、パワー、そして高効率を追求したポルシェのスポーツカーの伝統を最もピュアな形に具現化したオープンカーとしてデビューした。2010年2月にヨーロッパ市場から導入が開始され、日本では2010年秋からの導入となる。限定モデルであった550スパイダーエディションやRS60スパイダーとは違い、ボクスタースパイダーは通常モデルとしてラインナップされた。 低く抑えられたフロントウインドスクリーンとサイドウインドウ、ワンピースのリアリッドの2つの大きな隆起が、カレラGTのシルエットを彷彿させる。また、簡易的構造のソフトトップになっていることもボクスタースパイダーの特徴である。 ボクスタースパイダーには、ダイレクト・フューエル・インジェクション方式の3,436cc水平対向6気筒エンジンが搭載され、最高出力はケイマンSと同じく320PSとなっている。パワー・トゥ・ウェイト・レシオ(MT)は3.98kg/PS。また、ボクスターS以上の低重心化(ボクスターS比-25mm)と軽量化(ボクスターS比-115kg:MT)、完全新設計のスポーツサスペンション(ボクスターS比-20mm)が与えられ、走行性能も大幅に上がっている。 PDKおよびスポーツクロノパッケージを装備したボクスタースパイダーの場合、ローンチコントロールを使用した0-100km/h加速は4.8秒。またPDK仕様車のNEDC(新ヨーロッパ走行サイクル)による燃費はわずか9.3L/100kmとなっている。オープン時の最高速度は267km/h。
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ボクスター スパイダー
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「ポルシェ・ボクスター」の記事における「ボクスター スパイダー」の解説
ソフトトップ開閉機構が“非自動化”となり、装備の見直しも含めて1315kgに軽量化された。日本では2015年4月15日に予約受注が開始され、車両価格は1012万円とされた。エンジンは「911カレラS」用の3.8Lユニットを前後逆にして搭載した。最高出力は10ps低くなったが、ピークパワーの発生位置は700回転低い位置となった。日本仕様では標準にスポーツシートが搭載されたが、オプションでカーボン製のフルバケットシートも選択できた。トランスミッションは6速MTのみの設定。純粋なスポーツカーとしての走りを追求するために電子制御式可変減衰力ダンパー“PASM”の採用は見送られた。サスペンションはボクスターGTSのサスペンションをベースにして、スタビライザーやスプリングを強化したものが装着された。ブレーキについても「911カレラS」用のブレーキが流用され、ダイナミックエンジンマウントやトルクベクタリングも標準採用された。パワステのギアもバリアブルギアレシオである「911ターボ」から同じ物が導入された。(以上、出典は)
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