ホンダ スポーツ ビジョン グランツーリスモ
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「ビジョン グランツーリスモ」の記事における「ホンダ スポーツ ビジョン グランツーリスモ」の解説
2017年10月9日から10月14日に実施されたグランツーリスモSPORTのオープンベータテストで判明し、第25弾として発表されたホンダのビジョン・グランツーリスモ。「面白いからやる」というホンダの企業風土が生み出した本格的なスポーツモデル。開発にあたって、グローバルにデザインコンペティションを開催し、アメリカ・LAのチームが採用された。その後のデザインの熟成作業には日米のデザイナーが参画し、それぞれの強みを生かしながら開発が進行。クォーターモデルはアメリカ、モデリングデータの作成とハードの設定は日本といった、各地域の人々が密接に繋がり、多くのデザイナーが楽しみながらこのプロジェクトに参加した。 スタイリングは2ドアクーペで、デザインダイレクションである「Human Center Design」、すなわち人間中心という考え方が、クルマの骨格を決定する人の乗せ方やエンジン、タイヤの配置といったパッケージデザインに具現化。その上でスポーツカーに求められる、止まっている時でさえ走り出しそうな動きのあるプロポーションも実現。引き締まったボディ、エアインテークとともに張り出す力強い前後フェンダー、そして機能と美しさを併せ持ったホイールなどにより、力強い存在感となって表現されている。 ボディはカーボンを多用し、車重はわずか899 kg。ミッドシップに搭載される排気量1998 ccの直列4気筒ターボエンジンは、ホンダ伝統のVTECにより410 PS / 7500 rpmを発生、そのパワーは8速デュアルクラッチトランスミッションを経て、余すところなく路面へ伝えられる。 2015年6月にホンダが米国特許庁に提出したレンダリング、同年7月に欧州連合知的財産局へ出願して登録されたインテリアの画像が公開されたことで話題になり、メディアからは商標登録名「ZSX」「ベビーNSX」とも呼ばれていた。
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