ホンダの全面協力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 02:02 UTC 版)
現実の全日本F2選手権において多くのチームにエンジンを供給していたホンダが、本作品でも全面的にバックアップ。レースシーン撮影はホンダが経営する鈴鹿サーキットで、出演者らが普段乗る自家用車もすべてホンダ車(S800、プレリュード、シビック等)。配役もホンダ関係者に扮したものも多数。そもそも原作自体がホンダのF2復帰をモデルにしたものだとはいえ、ホンダのイメージ映画といっても過言ではない作品である。そのため、クルマ映画にありがちな市街地でのカーアクションは一切なく、あくまでもレース活動啓蒙映画に仕立てられている。 主役の中井貴一扮する中野訓のモデルは中嶋悟。当時現実に全日本F2選手権に参加中で、劇中で中野が乗るEPSONのスポンサーロゴが貼られた青と白のカラーリングがほどこされたマシンに乗っていた。中嶋は当時から既にホンダと強力な関係で、この全日本F2選手権の常勝などを理由にホンダのバックアップの元、F1にステップアップしていく。劇中の中野はまだ青二才ではあるが(原作の年代設定が1981年頃であり、当時中嶋はまだ若手ドライバー)、ホンダとの強力な関係が描かれている。
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