ペンプロッタ
【英】pen plotter
ペンプロッタとは、プロッタと呼ばれる出力装置のうち、ペンを用いて線を描するタイプのプロッタのことである。
ペンプロッタの中でも用紙を水平方向に固定し、ペンを縦・横に動かすことで図形を描くタイプのものは、X-Yプロッタと呼ばれる。プロッタには用紙を水平にしたフラットベッドタイプと、回転機構に乗せるグリッドローリングタイプに大別できる。
プロッタに、ペンの替わりにカッターを装着して、図形を切り出す用途に用いるものは、カッティングプロッタと呼ばれる。
なお、ペンプロッタはベクタデータをベクタデータとして出力(線描)するが、出力時にベクタデータをラスタデータ(ドットの集合)に変換するタイプのプロッタがあり、特にラスタプロッタと呼ばれる。ラスタプロッタの出力機構はプリンタの機構に近い。
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プロッター
(ペンプロッター から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 05:26 UTC 版)
プロッター (英: plotter) は、コンピュータの出力機器の一種で、ベクターデータ(線を表現したデータ)を基に動作するものこと。
- ^ Computer Hope, plotter
- ^ この複合コマンドは、絶対座標 (Plot Absolute) を (x,y) = (3000,2000) に設定し、ペンを紙に置く (Pen Down) というものである。
- ^ Calcomp 565 plotter
- ^ 7470A HP Computer Museum
- ^ The Draftmasters
- ^ El Muro Archived 2009年10月15日, at the Wayback Machine.
- ^ chiplotle.org
- ^ processing.org
- ^ hackaplot
- 1 プロッターとは
- 2 プロッターの概要
- 3 ペンプロッター
- 4 カッティングプロッター
ペンプロッター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 03:21 UTC 版)
ペンプロッターは、ペンなどの器具を紙の上で動かして図を描く。つまり、プロッターが描けるのは線画に限定され、プリンターのようなビットマップ画像は描けない。ペンプロッターは文字も含めた複雑な線画を描けるが、ペンを機械で動かしているため描画速度はプリンターに比べるとかなり遅い。一般にある領域を色で塗りつぶすことはできず、一定間隔で何本も直線を描くハッチングで塗りつぶしの代替とする。 ペンプロッターは主に製図やCAD用途に使われており、高精細な図を大判の紙に描けるというのが強みである。特別な用途としては、特殊な紙にプロッターで描画することで触覚で絵が感じられるようにし、視覚障害者がイメージを認識できるようにするという用途がある。 プリンターとは異なり、ペンプロッターの速度はページの印刷速度ではなく、ペンの速度と加速度で比較される。ペンプロッターの速度は使用するペンの種類によっても制限され、ペンの選択も最終的な速度を決める重要な要因となっている。実際、最近のペンプロッターには使用するペンの種類に合わせて移動速度を制限するコマンドも用意されている。 プロッター用のペンは様々なものがあり、今では量産されていないものも多い。製図ペンのペン先がよく使われており、手書き用の製図ペンと部品が共通になっているため、新たに入手可能である。HPの初期のプロッターは独自のペンを使用していた。繊維質のペン先の場合、ペン先の磨耗によって線の幅が変化していく。
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ペンプロッターと同じ種類の言葉
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