ベリーとキノコ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 14:40 UTC 版)
リトアニア料理は、野生のベリーとキノコの幅広い利用を誇る。 キノコ狩りは真夏から秋にかけての楽しみである。主要食材として、キノコは通常森で収穫される;路上市場、特にドルスキニンカイからヴィリニュスにかけてのズーキヤ地方の路上で購入することもある;店でキノコを買うことはほとんどない。ごちそうであるにもかわらず、キノコは多くのリトアニア人は消化しにくいと考えている。野生のキノコには数多くの品種がある: ヤマドリタケ(baravykas):キノコの王様 アンズタケ(voveraitė):「小さなリス」の意味、lepeška(ズーキヤ地方) ショウゲンジ(gudukas、vokietukas、kalpokas、vištelė) ヤマドリタケは、最も価値があり探し求められる品種である;主な用途は乾物とマリネである。乾燥したヤマドリダケには強く良い香りがあり、スープやソースの味付けに使われる。アンズダケは、新鮮なままでスープの味付けに使ったりソテーされることが多い。このキノコの最も一般的な料理はアンズダケと刻んだタマネギとジャガイモのソテーである。ショウゲンジは、おそらくあまり人気がないため地元で最も豊富な食用キノコであり、通常マリネにされる。ヤマイグチ(lepšė)、アカエノキンチャヤマイグチ(英語版)(raudonviršisまたはraudonikis、「上が赤い」の意味)、Suillus variegatus(和名なし、makavykas)、ニセイロガワリ(šilbaravykis)などの他のキノコはまれであるが、収穫してヤマドリダケと同様の利用ができる。 野生のベリーもまた収穫されるが、キノコよりも路上市場や店で購入することが多い。ビルベリー(mėlynės)、コケモモ(bruknės)は最も豊富な野生のベリーの品種である。クランベリー(spanguolės)は価値があるが、栽培はチェプケレイ(リトアニア語版)湿地のような、いくつかの湿地に限られている。酸味のあるクランベリーやコケモモのジャムと甘いビルベリーのジャムは、いずれもパンケーキ(blynai)の素晴らしいソースとされる。コケモモジャムは、焼いた鶏肉や七面鳥の味付け、または他の塩味の料理のソースに使われることもある。新鮮なビルベリーは冷たいミルクスープに入れることもできる。野イチゴ(英語版)は比較的に希少で、採取してすぐに消費する。
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