ベリーアーマーとは? わかりやすく解説

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ベリーアーマー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 01:16 UTC 版)

装甲」の記事における「ベリーアーマー」の解説

ベリーアーマー(Belly Armorbelly腹部)は、戦車装甲車両車体下面底面)を防護するために付加される増加装甲である。特に地雷即席爆発装置からの防護目的として装備されることが多く下方からの爆風側面方向逃すことができるように、断面V字形状になっているものが多い。 「V字型車体」も参照 近年戦争様相が、従来正規軍正規軍のような大規模戦よりも、対ゲリラ戦民兵武装集団との戦いいわゆる低強度紛争比率高くなってきており、こういった戦争では、路上仕掛けられ地雷IEDによる戦闘車両被害従来比べて格段に大きくなっている。こうした状況対応する為、戦車装甲車車体底面増加装甲板を付加し地雷による被害軽減する考え方のものである。 ベリーアーマーの取り付け方法としては、戦車前後設置され牽引用のフック利用して装甲板車体の下に吊り下げるようにして保持する方法などが用いられる

※この「ベリーアーマー」の解説は、「装甲」の解説の一部です。
「ベリーアーマー」を含む「装甲」の記事については、「装甲」の概要を参照ください。

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TUSK2007年頃からイラクで運用していたM1A1やM1A2の一部に、TUSKと呼ばれる、市街戦など都市環境下での運用に適応させるための強化キットが取り付けられていた。基本キットの「TUSK I」は、対戦車兵器から発射される成形炸薬弾に対する防護を念頭に、車体側面に箱形の爆発反応装甲タイルを装備、装填手用ハッチの周囲と機関銃に盾を追加、装填手用機関銃に暗視照準器を追加する、対地雷用のベリーアーマーと呼ばれる車体底部を覆う増加装甲を追加する、などの内容。TUSK Iの追加キットである「TUSK II」では、車体側面の爆発反応装甲タイルの上と砲塔側面に瓦形の爆発反応装甲タイルが追加された。また、車長用に全周防護の盾などが追加されている。TUSKと同じ時期に、主砲防盾上にM2重機関銃を増設するCSAMMと呼ばれる装備も合わせて検討されており、この装備もTUSKに組み込まれて一部の車両に搭載された。TUSK Iを装着したM1A1TUSK Iを装着したM1A2TUSKとCSAMMを装着したM1A1。この写真ではM2重機関銃を搭載していない。TUSKで開発されたM2重機関銃用の光学照準器は、海兵隊のM1A1にも組み込まれている。TUSKで開発された車体底部装甲、装填手用防弾板も、海兵隊のM1A1に採用され、アフガニスタンへの派遣車両に装着されていた。RWS
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