プライズフィギュア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 08:19 UTC 版)
ゲームセンターのプライズゲーム(クレーンゲームが主流)や一番くじなどの景品。プライズ品とも呼ばれる。ここでは人形について記述する。主流は射出成形によるPVC製のムクで塗装済みの完成品もしくは半組立品である(これらの特徴は市販品も同じ)。1970年代末に端を発し1980年代に隆盛を極めた、組立てや塗装にある程度の技能を必要とし面倒な手間の掛かるウレタン樹脂製やソフトビニール製フィギュアなどのガレージキットが衰退した後、1990年代後半から興隆し普及し始めた比較的新しい分野である。一般にノンスケールでありスケールの表記はされていない。原型は日本で作られ、主に中国で大量生産される。初期には「安かろう悪かろう」の代名詞的存在であったが、2000年代後期以降、その造形や塗装などの品質が急激に向上しており、市販品との差を縮めている。これには中国側の熟練や技術力の向上だけでなく、2000年代後半以降の円高による実質的な開発・製造予算の増額が関係している。2005年以来毎年、年4回(2月・5月・9月・11月)、プライズ品製造会社各社による見本展示会「プライズフェア」が開催されている。
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