フクシア【(ラテン)Fuchsia】
フクシア (釣浮き草)






●中央アメリカから南アメリカが原産の園芸品種です。現在では、花色や花形の変化に富んだ2000種以上が作出されています。涼しく湿り気のある気候を好み、高さは30~60センチになります。夏に花を下垂して咲かせますが、花弁は中心にあり萼は4個に分かれています。わが国では、耐寒・耐暑性にすぐれた写真上の「エンジェルズイアリング(cv. Angel's Earring)」が主流です。写真中1は「エンプレスオブプルシア(cv. Empress of Prussia)」、中2は「ウィンストン・チャーチル(cv. Winston Churchill)」。和名では「ツリウキソウ(釣浮き草)」と呼ばれます。
●アカバナ科フクシア属の落葉低木で、学名は Fuchsia hybrida。英名は Hybrid fuchsia。
チョウジタデ: | ルドウィギア・セドイデス 丁字蓼 水金梅 |
フクシア: | フクシア フクシア・アルボレスケンス フクシア・スペキオサ フクシア・ティミフォリア |
フクシア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/22 21:05 UTC 版)
フクシア | |||||||||||||||||||||
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Fuchsia X Hybrida
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Fuchsia L. |
フクシア(Fuchsia ラテン語発音: [ˈfʊk.si.a] フクスィア)は、アカバナ科の低木である。花が美しいので鉢植えなどでよく栽培される。訛ってホクシャなどとも呼ばれる。
概要
魚釣りの浮子のように垂れ下がって花が咲くことから和名は「釣浮草」と名付けられた。また、その蕾がひょうたんに似ていることから「瓢箪草」とも呼ばれている[1]。
フランス語ではフュシャ、フュクスャ(fuchsia [fy.ʃja, fyk.sja])、スペイン語ではフクスャ(fucsia [fuk.sja])、ドイツ語ではフクスィエ(Fuchsie [ˈfʊksiə])、英語ではフューシャ(fuchsia [ˈfjuːʃə])、ハンガリー語ではフクスィア(fukszia [ˈfuksiɒ])、フィンランド語ではヴェレンピサラト(verenpisarat [ˈveremˌpisɑrɑt])、エスペラント語ではフクスィーオ(fuksio [fukˈsiːo])。
フクシアは属名(ドイツの植物学者レオンハルト・フックスにちなむ)で、100種ほどの原種からなる。栽培品種も雑種起源のものを中心にして多種多様である。南米(一部は中米やポリネシア)の熱帯・亜熱帯原産で、小低木が多いが、中には高さ10m以上の高木になるもの(ニュージーランド産Fuchsia excorticata)もある。
細長いがくと幅広い花弁が4枚ずつあって、がくが鮮紅色で花弁が紫のものなど、様々な色のものがあり、フクシアの名を冠した色名(フクシャ)がある。
原産地ではおもにハチドリによって送粉される。果実は1cm前後の液果で暗赤色に熟し、細かい種子を多数含み、食べられる。
温室で栽培されるものもあるが、耐寒性のあるものはイギリスなどでも戸外で栽培され非常にポピュラーである。茎がしだれ花が下向きに咲くものが多いので、吊り鉢に植えて高い所に飾ることが多い。
冷涼な気候のヨーロッパで品種改良されたため、夏の暑さには弱く、日本での栽培には不向きであった。しかし、近年日本の酷暑でも夏越しできる新品種「エンジェルス・イヤリング」が開発され、日本でも園芸種として普及した[2]。
画像
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フクシアの一種であるフクシア・マイクロフィラ。
脚注
- ^ 瀧井康勝『366日 誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、146頁。
- ^ “【万象】 科学の花 暑さに強いフクシア”. 産経新聞 (2015年11月16日). 2025年5月22日閲覧。
関連項目
- 福島ファイヤーボンズ - チームカラーの由来となった。
外部リンク
- フクシアとは|育て方がわかる植物図鑑 - みんなの趣味の園芸(NHK出版)
「フクシア」の例文・使い方・用例・文例
- フクシアという植物
フクシアと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- フクシアのページへのリンク