フィン・ウゴル語派との関連性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 08:38 UTC 版)
「サモエード語派」の記事における「フィン・ウゴル語派との関連性」の解説
フィン・ウゴル語派とは早期に分かれたと考えられているが、母音調和など共通の性質を多く持つ。 基本的には膠着語で、名詞の格や、動詞の法・時制、主語および目的語の数と人称による変化は接尾辞で示される。 数には単数・双数・複数の区別があり、また名詞の後につける所有接尾辞で所有を表す。これらの変化に伴う子音階梯交替も一部の言語にあり、フィンランド語などと類似する。 表 話 編 歴 ウラル語族祖語ウラル祖語† サモエード語派 北部サモエード語群ネネツ語ツンドラネネツ語 森林ネネツ語 エネツ語 ガナサン語 ユラツ語† 南部サモエード語群セリクプ語 マトル語† カマス語† フィン・ウゴル語派 ウゴル諸語ハンガリー語古ハンガリー語† オビ・ウゴル諸語ハンティ語 マンシ語 ペルム諸語コミ語コミ・ジリエーン語 コミ・ペルミャク語 コミ・ヤズヴァ語 ウドムルト語 ボルガ・フィン諸語マリ語牧地マリ語 山地マリ語 モルドヴィン諸語エルジャ語 モクシャ語 ムーロマ語† メリャ語† メシュチェラ語† サーミ諸語南部サーミ語 ウーメ・サーミ語 ピーテ・サーミ語 ルレ・サーミ語 北部サーミ語 スコルト・サーミ語 イナリ・サーミ語 キルディン・サーミ語 テル・サーミ語 ケミ・サーミ語† アッカラ・サーミ語† バルト・フィン諸語フィンランド語クヴェン語 メアンキエリ エストニア語南エストニア語 ヴォロ語 セトゥ語 ムルキ語 タルトゥ方言 カレリア語リューディ方言 オロネツ方言 トヴェリ方言 イングリア語 リヴォニア語 ヴェプス語 ヴォート語 特徴否定動詞 母音調和 子音階梯交替 非円唇中舌狭母音 太字で強調された言語は10万人以上の話者がいるもの。†印付きの言語は既に死語となっているもの。 典拠管理 GND: 4120325-2 NDL: 00570087 ^ Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “Samoyedic”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History. http://glottolog.org/resource/languoid/id/samo1298
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