フィッティパルディ・F5とは? わかりやすく解説

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フィッティパルディ・F5

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/25 17:03 UTC 版)

フィッティパルディ・F5
カテゴリー F1
コンストラクター フィッティパルディ・オートモーティブ
デザイナー デイヴ・ボールドウィン
ジャコモ・カリーリ
先代 コパスカー・FD04
後継 フィッティパルディ・F6
主要諸元
シャシー アルミニウムモノコック
エンジン フォード-コスワース DFV
トランスミッション ヒューランド FGA 400 6速 MT
重量 601kg
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム 1977.
コパスカー・フィッティパルディ
1978.
フィッティパルディ・オートモーティブ
ドライバー 28./14. エマーソン・フィッティパルディ
初戦 1977年ベルギーグランプリ
出走 優勝 表彰台 ポール Fラップ
31 0 1 0 0
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フィッティパルディ・F5 (Fittipaldi F5) は、デビッド・ボールドウィンによって設計したフォーミュラ1カーで、1977年ベルギーグランプリから1979年イギリスグランプリまでフィッティパルディチームによって使用された。

1977年

これまで登場したシャシーはフィッティパルディと車体設計者のリチャード・ディヴィラによる「FD」という型番が付けられていたが、新車「F5」以降からディヴィラからデビッド・ボールドウィンの手に移ったため「D」が落ちた。

ドライバーはエマーソン・フィッティパルディインゴ・ホフマンとの2台体制(ホフマンは開幕2戦のみ)で参戦したが、戦闘力不足の影響で、表彰台まであと一歩と迫る4位にとどまった。

1978年

ピットインするフィッティパルディ・F5A(1978年ブラジルGPにて)

1978年シーズンに向けジャコモ・カリーリが加入し、前年のF5をグランドエフェクト仕様・フィッティパルディ・F5Aに仕上げた。

ドライバーはエマーソン・フィッティパルディのみの1カーで挑み、以前よりも戦闘力が向上し、第2戦ブラジルグランプリでフィッティパルディがチーム初となる2位表彰台を獲得し、フィッティパルディにとって1975年シーズン最終戦アメリカグランプリ以来3年振りの表彰台となった。

1979年

1979年は開幕2戦使用し、第3戦南アフリカグランプリからラルフ・ベラミーによって開発されたフィッティパルディ・F6は失敗作となり、第10戦西ドイツグランプリにF6の改良型・F6Aが投入されるまではF5Aを使用するものの、結果は開幕戦アルゼンチングランプリで6位入賞のみに終わった。

F1における全成績

(key) (太字ポールポジション

チーム シャシー エンジン タイヤ No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 ポイント 順位
1977年 コパスカーフィッティパルディ F5 フォード コスワース DFV 3.0 V8 G ARG
BRA
RSA
USW
ESP
MON
BEL
SWE
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
USA
CAN
JPN
111 9位1
28 フィッティパルディ Ret PO 11 Ret DNQ 11 4 DNQ 13 Ret
1978年 フィッティパルディ・オートモーティヴ F5A フォード コスワース DFV 3.0 V8 G ARG
BRA
RSA
USW
MON
BEL
ESP
SWE
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
USA
CAN
17 7位
14 フィッティパルディ 9 2 Ret 8 9 Ret Ret 6 Ret Ret 4 4 5 8 5 Ret
1979年 フィッティパルディ・オートモーティヴ F5A フォード コスワース DFV 3.0 V8 G ARG
BRA
RSA
USW
ESP
BEL
MON
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
CAN
USA
1 12位
14 フィッティパルディ 6 11 PO Ret 11 9 Ret Ret Ret PO PO

^1 FD04によるポイントも含む。

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