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ATS・D2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/04 18:31 UTC 版)

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ATS・D2
カテゴリー F1
コンストラクター ATS
デザイナー ジョン・ジェントリー
ジャコモ・カリーリ
先代 D1
後継 D3
主要諸元[1]
シャシー アルミニウムモノコック
エンジン フォード-コスワース DFV 2,993 cc (182.6 cu in), 90° V8, NA, ミッドエンジン, 縦置き
トランスミッション ヒューランド FGA400 5速 MT
重量 590 kg (1,300 lb)
燃料 シェル
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム ATSホイール
ドライバー ハンス=ヨアヒム・スタック
コンストラクターズ
タイトル
0
ドライバーズタイトル 0
初戦 1979年ブラジルグランプリ
出走 優勝 ポール Fラップ
7 0 0 0
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ATS・D2は、ATSチームが1979年のF1世界選手権用に製作したフォーミュラ1カーハンス=ヨアヒム・スタックがドライブしたが、ポイントを得ることはできなかった。オーストリアからはATS・D3に取って代わられた。

概要

デザイナーはジョン・ジェントリーとジャコモ・カリーリ[1]。カリーリは以前フェラーリで働いていた[2]アルミニウムモノコックボディにフォード-コスワース DFVエンジンを搭載した[1]

レース戦績

ATSは1979年シーズン、ハンス=ヨアヒム・スタックの1台体制で戦った。D2は総じて信頼性に欠け、決勝進出7戦の内完走したのは2戦のみであった。開幕戦のアルゼンチンと第9戦のイギリスでは予選落ちしている。最高位の8位となったベルギーでは、予選は20位で通過している。スタックはシーズンの大半をグリッドの後方3列からスタートすることとなったが、モナコでは予選を12位で通過している[1]

オーストリア以降、チームは新型のD3にスイッチしている[1]

F1における全成績

(key) (太字ポールポジション

チーム エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 ポイント 順位
1979年 ATSホイールズ フォード-コスワース DFV G ARG
BRA
RSA
USW
ESP
BEL
MON
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
CAN
USE
2* 11位
ハンス=ヨアヒム・スタック DNQ Ret Ret DSQ 14 8 Ret DNP DNQ Ret

* ポイントはATS・D3によるもの。

  1. ^ a b c d e ATS D2 @ StatsF1
  2. ^ Nye, 1985, p. 164

参照

  • Nye, Doug (1985). Autocourse History of the Grand Prix Car 1966-1985. Richmond, Surrey, United Kingdom: Hazelton Publishing. ISBN 0905138376. 



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