ATS・D1とは? わかりやすく解説

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ATS・D1

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/28 12:59 UTC 版)

ATS・D1
カテゴリー F1
コンストラクター ATS
デザイナー ジョン・ジェントリー
グスタフ・ブルナー
先代 HS1
後継 D2
主要諸元[1]
シャシー アルミニウムモノコック
エンジン フォード-コスワース DFV 2,993 cc (182.6 cu in), 90° V8, NA, ミッドエンジン, 縦置き
トランスミッション ヒューランド FGA400 5速 MT
重量 587 kg (1,294 lb)
燃料 シェル
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム ATSレーシングチーム
ドライバー ケケ・ロズベルグ
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
初戦 1978年アメリカグランプリ
出走 優勝 ポール Fラップ
2 0 0 0
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ATS・D1は、ATSチームが1978年のF1世界選手権用に製作したフォーミュラ1カー。シーズンの終盤2戦に投入され、ケケ・ロズベルグがドライブしたが、ポイントを得ることはできなかった。

概要

D1のデザイナーはジョン・ジェントリーとグスタフ・ブルナー[1]ウィングカーとして設計され[2]アルミニウムモノコックボディにフォード-コスワース DFVエンジンを搭載した[1]。シーズン始めから使用していたHS1ペンスキー・PC4の改良型)は戦闘力に欠け、それに代わって投入された[2]

レース戦績

レギュラードライバーのジャン=ピエール・ジャリエヨッヘン・マスはシーズンをHS1で苦戦していた。D1はオランダグランプリのプラクティスで初めて使用され[2]ケケ・ロズベルグのドライブで終盤2戦に出走した。アメリカグランプリでは予選15位、決勝はギアボックスのトラブルでリタイアとなった。最終戦のカナダでは予選21位、決勝は完走したものの規定周回数を満たすことはできなかった[1]

F1における全成績

(key) (太字ポールポジション

チーム エンジン タイヤ No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ポイント 順位
1978年 ATSレーシングチーム フォード-コスワース DFV G ARG
BRA
RSA
USW
MON
BEL
ESP
SWE
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
USA
CAN
0 NC
10 ケケ・ロズベルグ Ret NC

  1. ^ a b c d ATS D1 @ StatsF1
  2. ^ a b c Nye, 1985, p. 164

参照

  • Nye, Doug (1985). Autocourse History of the Grand Prix Car 1966-1985. Richmond, Surrey, United Kingdom: Hazelton Publishing. ISBN 0905138376 



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