ATS・HGS1とは? わかりやすく解説

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ATS・HGS1

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/08 16:32 UTC 版)

ATS・HGS1
カテゴリー F1
コンストラクター ATS
デザイナー ハーベ・ギルピン
ティム・ワドロップ
先代 ATS・D4
後継 ATS・D5
主要諸元
エンジン フォード-コスワース DFV 2,993 cc (182.6 cu in), 90° V8, NA, ミッドエンジン, 縦置き
燃料 シェル
タイヤ ミシュラン, エイヴォン
主要成績
チーム チームATS
ドライバー 9. スリム・ボルグッド
10. ヤン・ラマース
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
初戦 1981年ベルギーグランプリ
出走 優勝 ポール Fラップ
11 (6 スタート) 0 0 0
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ATS・HGS1は、ATSチームが1981年のF1世界選手権用に製作したフォーミュラ1カー。デザイナーはハーベ・ギルピンとティム・ワドロップ。資料によっては次作のD5と同一と見なされる。

概要

HGS1は第5戦のベルギーグランプリから投入された。形状はD4に比べて曲線的となり、名称もHS1以来チームオーナーのギュンター・シュミットの頭文字が入れられた。スポンサーは特にないが、ドライバーのスリム・ボルグッドABBAのバックバンドでドラマーを務めていたつながりから、サイドポッドにABBAのロゴがペイントされた。これにはスポンサー料は支払われなかったが、第11戦からは機械メーカーのシュタインボックがスポンサーとなった。

81年はヤン・ラマースとボルグッドの2台体制でシーズンに臨んだものの、チームは第5戦以降ボルグッド1台体制に縮小して戦った。第9戦イギリスでようやく予選を通過、決勝でも6位に入賞してポイントを獲得した。その後も下位での予選通過を繰り返したが、完走は第12戦オランダでの10位と、シーズンでの完走は2回のみであり、シーズン獲得ポイントは1、ランキングは12位となった。

HGS1は2台が製作され、いずれもD5に改修されて翌年使用された。

F1における全成績

(key) (太字ポールポジション

チーム エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 ポイント 順位
1981年 チームATS フォード-コスワース DFV
V8 NA
M


A

USW
BRA
ARG
SMR
BEL
MON
ESP
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
CAN
CPL
1 13位
スリム・ボルグッド DNQ DNQ DNQ 6 Ret Ret 10 Ret Ret DNQ
ヤン・ラマース DNQ

参照

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