BRM・P201とは? わかりやすく解説

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BRM・P201

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/08 15:08 UTC 版)

BRM・P201/P201B
2009年マロリーパークでのP201
カテゴリー F1
コンストラクター BRM
デザイナー マイク・ピルビーム
先代 BRM・P180
後継 BRM・P207
主要諸元[1]
シャシー アルミモノコック
トレッド (前)1,540mm
(後)1,560mm
ホイールベース 2,591mm
エンジン BRM・P192 2998cc V12 NA
トランスミッション BRM・P161、P193 5速
重量 586kg
燃料 モチュール
ダッカムス
タイヤ ファイアストン
グッドイヤー
主要成績
チーム チーム・モチュールBRM
スタンレー・BRM
ロータリーウォッチ・スタンレー・BRM
ドライバー ジャン=ピエール・ベルトワーズ
アンリ・ペスカロロ
マイク・ワイルズ
ボブ・エバンス
イアン・アシュレー
ラリー・パーキンス
出走時期 1974 - 1977
コンストラクターズ
タイトル
0
ドライバーズタイトル 0
表彰台(3位以内)回数 1
通算獲得ポイント 8
初戦 1974年南アフリカGP
出走
回数
優勝
回数
ポール
ポジション
ファステスト
ラップ
26 0 0 0
テンプレートを表示

BRM・P201は、ブリティッシュ・レーシング・モータース (BRM) が開発したフォーミュラ1カーである。1974年から1977年にかけて使用された。デザイナーはマイク・ピルビーム。

解説

それまでBRMのカーデザインを担当していたトニー・サウスゲートに代わり、チーフデザイナーに就任したピルビームが初めて手がけたマシンである[2]。モノコックはブラバム・BT42に似た三角形断面構造を持つが、ブラバムと異なりラジエターを車体側面に配置。ブレーキは前後ともインボードタイプを採用している。スポンサーはマールボロにかわりモチュールがつく。それにともなって、カラーリングがグリーンとシルバーに変更された。

1976年以降は一部を改造したP201Bとなった。

戦績

第3戦南アフリカGPにてジャン=ピエール・ベルトワーズのドライブによりデビュー。新加入したアンリ・ペスカロロフランソワ・ミゴールは前年使用していたP160Eに搭乗していたが、第7戦スウェーデンGPよりペスカロロにも与えられた。初戦を2位表彰台で飾るが、以降のポイント獲得はベルギーGPでの5位のみにとどまった。

1975年は資金難のため1台体制に変更。序盤2戦をマイク・ワイルズ、第3戦南アフリカGPからボブ・エバンスがドライブ。最高位はベルギーGPの9位だった。

1976年の開幕戦ブラジルGPにイアン・アシュレーが出走したがリタイヤ。この年のレース出場はこの1戦のみに終わる。

1977年はニューマシン、P207が登場したが、南アフリカGPの予選中にエンジンブローを起こしたため[3]、急遽出走することとなった。ラリー・パーキンスのドライブで、エンジンのトラブルに見舞われながら最下位の15位で完走した。

成績

(key)

チーム タイヤ No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 ポイント 順位
1974年 チーム・モチュール・BRM F ARG
BRA
RSA
ESP
BEL
MON
SWE
NED
FRA
GBR
GER
AUT
ITA
CAN
USA
10 7位
14 ベルトワーズ 2 Ret 5 Ret Ret Ret 10 12 Ret Ret Ret NC DNQ
15 ペスカロロ Ret Ret Ret 10 Ret
37 ミゴール Ret Ret
30 エイモン NC 9
1975年 スタンレー・BRM G ARG
BRA
RSA
ESP
MON
BEL
SWE
NED
FRA
GBR
GER
AUT
ITA
USA
14 ワイルズ Ret Ret
14 エバンス 15 Ret DNQ 9 13 Ret 17 Ret Ret
1976年 スタンレー・BRM G BRA
RSA
USAW
ESP
BEL
MON
SWE
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
CAN
USA
JPN
14 アシュレー Ret
1977年 ロータリーウォッチ・スタンレー・BRM G ARG
BRA
RSA
USAW
ESP
MON
BEL
SWE
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
USA
CAN
JPN
14 パーキンス 15
  • †P160Eが獲得した2ポイントを含む。

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ STATS F1、2016年11月27日閲覧。
  2. ^ 『カーグラフィック』1974年5月号、183頁。
  3. ^ 『オートスポーツ』、1977.5/1号、83頁。

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