トロージャン・T103とは? わかりやすく解説

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トロージャン・T103

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/04/05 08:55 UTC 版)

トロージャン・T103
トロージャン・T103(2008年ブランズハッチにて)
カテゴリー F1
コンストラクター トロージャン
デザイナー ロン・トーラナック
主要諸元[1]
サスペンション(前) ウィッシュボーン / コイルスプリング
サスペンション(後) シングル・トップリンク / ダブル・パラレル・ロワリング / ツイン・ラジアスロッド
全長 4275mm
トレッド 前:1531mm / 後:1500mm
ホイールベース 2550mm
エンジン フォード・コスワースDFV 2993cc V8 NA ミッドエンジン
トランスミッション ヒューランドDG300 MT
タイヤ ファイアストン
主要成績
チーム トロージャン・トーラナック・レーシング
ドライバー ティム・シェンケン
出走時期 1974
コンストラクターズ
タイトル
0
ドライバーズタイトル 0
表彰台(3位以内)回数 0
通算獲得ポイント 0
初戦 1974年スペインGP
最終戦 1974年イタリアGP
出走
回数
優勝
回数
ポール
ポジション
ファステスト
ラップ
8 0 0 0
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トロージャン・T103(Trojan T103)は、トロージャンが1974年のF1世界選手権用に開発したフォーミュラ1カーである。

目次

概要

マクラーレンのF5000マシンなどの製作を行っていたトロージャン・リミテッド[1]がF1参戦にあたって開発。ブラバムのマシンデザイナーをつとめたロン・トーラナックが手がけたF1マシンだが、実質はトロージャンのF5000マシン、T102を小改造して制作されたものであり、サスペンションなど各部品はF102と共用[2]。。F5000用シボレー・5リッターV8からDFVにエンジンが変更されたのにともない、モノコックが約10センチ延長されている[2]。ラジエターはスポーツカーノーズに左右2分割されて内蔵される。

鈴木自動車の英国法人とトロージャンの関連企業であるホームライトのスポンサーを受け[3]、第4戦スペインGPより登場。モナコGPからスポーツカーノーズが取り払われ、むき出しにされたラジエターの上部に一枚板のフロントウイングを乗せる改造を施される[1]。成績はベルギーGPオーストリアGPの10位が最高で、イタリアGPをもってチーム共々姿を消した。

F1における全成績

(key)

エンジン タイヤ No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 ポイント 順位
1974 コスワース
DFV
F ARG
BRA
RSA
ESP
BEL
MON
SWE
NED
FRA
GBR
GER
AUT
ITA
CAN
USA
0 NC
23[4] シェンケン 14 10 Ret DNQ Ret DNQ 10 Ret

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ a b c 『AUTO SPORT YEAR '75』、p.57。
  2. ^ a b 『オートスポーツ』、p.65。
  3. ^ 『オートスポーツ』、p.64。
  4. ^ ベルギーGP時は41。イタリアGP時は29。

参考文献

  • オートスポーツ』(三栄書房)1974年7月1日号、p63 - p66
  • 『AUTO SPORT YEAR '75』オートスポーツ3/25臨時増刊(三栄書房、1975年)、p57



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