ピンキッシュタマキジェー【ピンキッシュタマキジェー】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7910号 |
登録年月日 | 2000年 3月 30日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | ピンキッシュタマキジェー よみ:ピンキッシュタマキジェー | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 内山登雄 | |
品種登録者の住所 | 長野県須坂市大字小島955 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 内山登雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「川中島白鳳」の枝変わりであり,果実の外観が扁円,大きさがかなり大,果皮の地色及び果肉が乳白色の,育成地(長野県須坂市)で7月下旬に成熟するやや早生種である。樹姿は中間,樹の大きさは中,樹勢は強,枝梢の太さ及び節間長は中,枝梢の色は赤褐である。成葉葉身の形は中,鋸歯の形は浅,葉縁の波打ち及び葉の大きさは中,色は緑,蜜腺の形は腎である。花形は普通咲,大きさは中,花弁の数は単弁,形は楕円,色は淡桃,花粉の多少は有,がく筒の形は鐘,がくの色は紅である。果実の外観は扁円,果頂部の形は凹,赤道部の縫合線は中,果頂部の縫合線はやや深,大きさはかなり大(300g程度),果皮の地色は乳白,着色はかなり多,濃さはかなり濃,形はぼかし,切った直後の果肉の色は乳白,果肉内の着色は中,核周囲の着色は微,果肉の粗密は中,果肉繊維の多少はやや多,果皮の剥皮性は中,肉質は溶質,果汁の多少は多,甘味は中,酸味は微,渋味及び苦味は無である。核と果肉の粘離は半粘,核の形は短楕円,大きさは中,色は褐,核面の粗滑は中である。開花期は中で育成地においては4月下旬,成熟期(満開~成熟までの日数)は81~90日で育成地においては7月下旬である。生理落果の多少,核割れの多少及び裂果は少,果実の日持ちはやや良である。「日川白鳳」と比較して,酸味が少ないこと,核と果肉の粘離が半粘であること等で,「みさか白鳳」と比較して, 果肉内の着色が多いこと,核と果肉の粘離が半粘であること等で,「川中島白鳳」と比較して,核と果肉の粘離が半粘であること,成熟期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成6年に育成者が自園(長野県須坂市)において,「川中島白鳳」の枝変わりを発見,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「たまき」であった。 |
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