ビギナ・ゼラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 02:51 UTC 版)
「クロスボーン・バンガードの機動兵器」の記事における「ビギナ・ゼラ」の解説
『シルエットフォーミュラ91』に登場。 ダギ・イルスを基に開発した火力強化型。ビギナ・ギナと並行して開発された。 機体色は紅色と黒鉄色。頭部はビギナ・ギナのものに類似したバイザー型センサーを採用し、両側頭部にアンテナを備える。 従来のシェルフ・ノズルに変わり、アナハイム・エレクトロニクス(以下、AE)からもたらされた新技術であるヴェスバーを導入している(CVは以前よりAEとの関係が深く、同社によるSFP(シルエットフォーミュラプロジェクト)の内容を把握しており、また同時にサナリィによるF計画の概要を入手していた)。 サナリィ製のF91に装備されていたヴェスバーは、内蔵コンデンサーによって本体から分離した状態でも数射程度の使用が可能であった。しかし、このビギナ・ゼラに装備されたヴェスバーは、AE製のRXF91同様に開発スタッフがそのコンデンサーの存在を解明できなかったために撤去されており、基部から取り外して使用することは不可能であるものの、上下2基構成のセンサーを搭載することでF91で大きな問題となっていた照準精度の低さが大幅に改善されており、信頼性の高い武装となっている。AMBACおよび推力向上の観点においても非常に有効であり、ジョイントとして使用されているクランク構造やロケット・モーターの設置によってF91をもしのぐ高機動性能を達成している。ただし、制御系にバイオ・コンピューターを採用していないため、F91のような最大稼動モードは設定されていない。 デュアルセンサーとブレードアンテナを採用しガンダムタイプに酷似した頭部エクステリアも用意されており、MS開発技術者のガンダム信仰によるものとも、CVの戦略の一環としてプロパガンダに用いる構想があったともいわれている。 試作機がCVのダーク・タイガー隊に配備され、ゼブラゾーンの軍事衝突において実戦投入された。 劇中での活躍 CVのMS試験部隊「ダーク・タイガー」を率いるシェルフ・シェフィールド大尉に実用評価試験機として供与される。AE製のネオガンダム1号機との交戦で小破、撤退する。
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