一ツ浜【ヒトツハマ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10252号 |
登録年月日 | 2002年 6月 20日 | |
農林水産植物の種類 | りんご | |
登録品種の名称及びその読み | 一ツ浜 よみ:ヒトツハマ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 西村勝博 | |
品種登録者の住所 | 長野県諏訪郡下諏訪町東赤砂4492-19 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 西村勝博 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「王林」の樹冠下で発見された偶発実生から選抜して育成されたものであり、果実の外観が長円錐、果皮を被う色が赤、大きさがやや大の育成地(長野県諏訪郡下諏訪町)では10月下旬に成熟する晩生種である。樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、皮目の大きさは小、多少は多である。短果枝の着生(結果習性)は短果枝上、えき花芽の着生は中である。葉身の形は中間、大きさは中、色は緑、たく葉の形は鎌形、長さ、葉柄の長さ及び太さは中である。花の大きさは中、色(蕾の色)は淡桃、花弁の形は長円、やくの色は黄である。果実の外観は長円錐、王冠は弱、がくの開閉は中、がくあの深さは浅、広さは狭、こうあの深さは浅、広さはやや狭、果実の大きさはやや大、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は赤、被う色の強さはかなり淡、型は縞不明、量は少、さびの位置はこうあ、量は少、さび状果点は有、果点の大きさ及び密度は中、スカーフスキンは有、果皮のろう質は少、粗滑の程度は粗である。果梗の長さはやや長、太さは中、肉こうの有無は無である。果心の形は円、大きさは中、果肉の色は黄、褐色化は強、硬さは及びきめは中、蜜の多少は無~僅かである。甘味は高、酸味は弱、渋味は無、香気及び果汁の多少は中、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期及び開花期は中、成熟期は晩で育成地においては10月下旬、結果の早晩は中、早期落果は無~僅か、後期落果は中、普通貯蔵性はやや長い、心かびの発生は少である。「王林」と比較して、果皮を被う色が赤であること、甘味が高いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和63年に育成者が自園(長野県諏訪郡下諏訪町)の「王林」の樹冠下で数本の偶発実生を発見、養生を行い平成6年に選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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