パワーズ・ロック(8の字固め)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 03:30 UTC 版)
「ジョニー・パワーズ」の記事における「パワーズ・ロック(8の字固め)」の解説
得意技の足4の字固めをパワーロック(Powerlock)と称したが、日本ではパワーズ・ロックと呼ばれた。技をかけた際に相手の両足が「8」の字に見えるほか、4の字固めの2倍の強さがあるという意で8の字固めとも名付けられた。通常、足4の字固めは裏返しの姿勢になると技をかけている方にダメージが移行するとされるが、パワーズ・ロックは裏返しになっても相手にダメージを与え続けることができるので、表と裏の両方で2倍の威力があるため8の字というなどとの説もあった。しかしこの呼称も日本のみで、決め方が独特で特徴はあるが、普通の足4の字固めと明確に区別できるほどの相違点はない。1度決まったら外せない必殺技として恐れられ、ほとんどの試合でフィニッシュとして使った。特に新日本プロレスのマットではこの技以外でギブアップまたはフォールを奪った記録は残っていない。そしてこの技で猪木から新日本マットでのシングル戦で2度、タッグ戦で1度の合計3度ギブアップを奪っている。新日本設立以降の猪木のギブアップ負けは少なく、これは新日本マットでの最多記録である。これ以外にはタイガー・ジェット・シンとパット・パターソンに各1度ずつギブアップ負けがあるのみ。またこの技でのフィニッシュに繋げる為の執拗な足への攻撃もパワーズの代名詞で、「死神」のニックネームの由来となった。コーナーポストを利用した足殺しも多用した。
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パワーズ・ロック(8の字固め)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 23:46 UTC 版)
「足4の字固め」の記事における「パワーズ・ロック(8の字固め)」の解説
【使用者】ジョニー・パワーズが使用した技で、もともとはパワーロック(Powerlock)と呼ばれる独特の足4の字固め。 はじめに相手の右脚を取る際に受け手と正対せず、受け手の左足つま先側に体を向けながら右脚のフックを行い、体を回転させずにその場で左脚を取って中腰の姿勢で足4の字を完成させてからマットに倒れこむ。技が完成するまでの間、常に受け手の左脚の死角に自らの体を位置させるため、技が完成する前に下からの蹴りで反撃されるリスクが軽減されているが、完成した形は通常の足4の字固めと全く同じになる。足を8の字に固めてはいないため、一般的には「足4の字より2倍効く」という意味であるとされる。ただし、技を掛けた後「自らのつま先と踵をクロスさせ、フックを強固にすると同時に(かなり強引にではあるが)8の字に見せていた」という説もある。実際にパワーズのフィニッシュ・ムーブの一つに「足4の字固めを極められた際の定石である "受け手が自らひっくり返ることで、掛け手側に逆に痛みを与える" という返し技を受け手にわざと行わせるが、痛みの逆転効果が発生せず、そのまま受け手からギブアップを奪う」というものがあり、「足4の字より2倍効く」パワーズ・ロックならではのムーブであるとされていた。 なお、リック・フレアーの娘であるシャーロット・フレアーも、フィギュア・エイト(8の字固め)と呼ばれる足4の字固めをフィニッシュ・ムーブの一つとして用いているが、こちらは通常の入り方で足4の字固めを極めてから自らブリッジを行い、脚の締め上げを更に強烈にするというもので、パワーズ・ロックとは異なる技である。実況中継では足4の字固めが極まった段階ではフィギュア・フォーと呼び、ブリッジが完成した段階でフィギュア・エイトと呼び分けられている。 漫画『キン肉マン』では、スカル・ボーズとデビル・マジシャンの「宇宙一凶悪コンビ」のツープラトン技として、首4の字と足4の字を同時に敢行し、さらに掛け手が互いにリングロープを引っ張ることで受け手の胴体を牛裂きのように引き裂くフィニッシュ・ムーブが登場し、これを「本物の8の字固め」と称していた。
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