パッケージ、パーツ、およびリレーションシップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/22 10:15 UTC 版)
「Open Packaging Conventions」の記事における「パッケージ、パーツ、およびリレーションシップ」の解説
OPCの専門用語において、パッケージはZIPアーカイブに対応し、パーツはZIPアーカイブに格納されているファイルに対応する。パッケージ内の各パーツには、MIMEメディアタイプ形式で表現された特定の要素タイプに加えて、一意のURI準拠のパーツ名が存在する。パーツの要素タイプはパーツに格納されているデータの型を明示的に定義しており、拡張子に起因する重複や曖昧さといった扱いの難しさを削減する。 OPCパッケージにはパッケージ、パーツ、および、外部リソースの間の関連付けを定義するリレーションシップを含めることができる。 ディレクトリおよびパーツの階層構造に加えて、OPCパッケージでは、関連付け関係の有向グラフを通したコンテンツへのアクセスにリレーションシップを一般に使用する。 リレーションシップは4つの要素から構成される: 識別子 (ID) 省略可能なソース(パッケージまたはパッケージ内のパーツ) リレーションシップタイプ(リレーションシップのタイプを定義するURI形式表現) ターゲット(パッケージ内の他のパーツまたは外部リソースを指すURI) OPCパッケージは(テキスト、画像、XML、バイナリなど)任意の形式のデータを含むパーツを格納できる。ただし、拡張子「.rels」は「/_rels」サブフォルダ内にリレーションシップメタデータを格納するために予約されている。サブフォルダ名「_rels」、そのようなディレクトリ内のファイル拡張子「.rels」、そして、任意のフォルダ内のファイル名「[Content_Types].xml」の3つのみがOPCパッケージに格納されるファイルで予約済みとなっている名前である。 /[Content_Types].xmlファイル このファイルはパッケージ内のすべてのパーツのMIMEメディアタイプを定義する。「/[Content_Types].xml」ファイルは、特定のパーツに対する要素タイプのファイル拡張子の既定値とは異なるオーバーライドに加えて、ファイル拡張子に基づく既定の割り当てを定義する。例えば、これらの定義済みのMIMEタイプの1つは次のようになる:
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