バスケットボール界との関わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 14:14 UTC 版)
「川淵三郎」の記事における「バスケットボール界との関わり」の解説
2015年1月、国際バスケットボール連盟 (FIBA) のタスクフォース・『JAPAN 2024 TASKFORCE』の共同チェアマンに就任。当時、機能不全に陥り、FIBAから資格停止処分を受け、代表チームが国際大会に出場できない事態となっていた日本バスケットボール協会 (JBA) の組織改革と、2005年以来約10年分裂していた2つの国内男子バスケトップリーグの統合(Bリーグ発足)など諸問題の解決に尽力した。問題解決に当たっては、JBA執行部や男子両リーグ関係者など問題の当事者に迅速な問題解決を促すため、タスクフォース会議の全面公開、全国のバスケットクラブ本拠地の自治体首長の訪問や、間近に迫っていたリオ五輪予選に出場できない可能性があった女子バスケットボール関係者等と直接ヒアリングを行う等、積極的なマスコミ露出を行い世論の支持を得た。 こうしてタスクフォースチェアマン就任から2か月余り後の4月にJPBL(Bリーグ)運営法人を設立し、初代Bリーグチェアマンに就任。5月からはJBA会長も兼任して資格停止処分解除を実現させた後、Bリーグチェアマンは同年9月に大河正明、JBA会長は2016年9月に三屋裕子にそれぞれ引き継いだ。以降はJBAエグゼクティブアドバイザーとしてバスケット界に関わり、Bリーグ開幕を見届けた。Bリーグ初年度シーズン後、バスケット界を新たなステージへと引きあげる原動力となったことを理由にBリーグアワードショーで「BREAK THE BORDER賞」の初代受賞者に選出された。プレゼンターは、テレビ番組でBリーグ発足の取材をしていたことが縁でBリーグ匿名広報部長に任命されていたサッカー元日本代表選手の前園真聖が務めた。川淵は「うれしいような、うれしくないような……。まあうれしい(笑)」と述べた。 また、制裁解除により五輪予選に出場可能となった女子日本代表は2016年リオデジャネイロオリンピックの出場権獲得に成功。2021年の東京オリンピックで女子が初の銀メダルを獲得した際、選手から直接報告を受けた川淵は涙を流して喜んだ。
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