ネズミ・クラブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 03:49 UTC 版)
「ドリトル先生シリーズの登場キャラクター」の記事における「ネズミ・クラブ」の解説
ネズミ・クラブ(Rat & Mouse Club)は、かねてから白ネズミが設立を考えていたネズミ科の為のクラブ。先生がネズミ専用の文字を考案し、スタビンズが「スタビンズ&スタビンズ書店」名義で豆本を印刷したことから園内の施設でも特に発展を遂げ、ネズミのライフサイクルに合わせて年1回でなく月1回、クラブの設立日を記念して「ツキヅキ記念宴会」が開催されるようになる。その宴席でホテルに住んでいたネズミの冒険譚が披露され、好評を博したことから会員が毎晩、交代で体験談を語り『ネズミ・クラブ物語』言う本にまとめられることになった。 ホテル・ネズミ(Hotel Rat) 本名はスナップ。2匹の兄・スニップとスノッブと共にホテルの地下室で暮らしていたが猫から逃げて窓の外へ飛び出した際に乳母車の車輪で後ろ足を轢かれ、スリッパを担架代わりにしてキャベツの荷車に乗せられ遠く離れたパドルビーで先生の診察を受けることになる。 火山ネズミ(Volcano Rat) イタリア半島とおぼしき異国情緒を漂わせた年配のネズミ。火山の噴火で灰に埋まった廃墟の街にネズミを移住させ、高度な文明を持った「ネズミ連合共和国」の栄枯盛衰について語る。 博物館ネズミ(Museum Mouse) ロンドンの博物館でジェレマイア・フーズルバック教授の標本室に置いてあった鳥の巣で暮らしていたらガラスケースの展示室に閉じ込められ、脱出した際の苦労話を語る。 牢屋ネズミ(Prison Rat) 反政府活動に身を投じていた画家のマイクルと仲良くなるが、マイクルが逮捕されてしまったので行方を追って各地の刑務所を巡り歩いた。ある刑務所でようやくマイクルとの再会を果たし、小型のやすりを調達して脱獄を手助けする。『月から帰る』では、静かな環境を求めてゴレスビー・セントクレメンツ警察署の窓を割り拘置所に収容された先生を救出すべく白ネズミと共謀し、アナグマを動員して警察署の地下を掘り起こさせた(地盤沈下同様になり庁舎が傾いてしまった)為に警察はたまりかねて刑期の途中で先生を釈放した。 うまやネズミ(Stable Mouse) 馬小屋に住んでいた牝のネズミ。厩務員の少年とコクマルガラスの知恵比べ、そして籠に入れられたコクマルガラスに夫を捕らわれて脱出を手助けさせられた際の顛末について語る。
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