ニュートン流体
(ニュートンの粘性法則 から転送)
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連続体力学 | ||||||||
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2:ニュートン流体
2以外;非ニュートン流体
1:ダイラタント流体
3:擬塑性流体
4:ビンガム流体
ニュートン流体(ニュートンりゅうたい、英: Newtonian fluid)とは、ニュートンの粘性法則に厳密に従う流体である。名称は、イギリスの物理学者アイザック・ニュートンに因んで名付けられた[要出典]。
ニュートン流体の流れのことを、ニュートン流動(英: Newtonian flow)という。また、ニュートンの粘性法則に従わない流体のことを、総称して非ニュートン流体という。
ニュートンの粘性法則
粘性とは、流体を動かすときに抵抗力が働く性質のことである。流体の粘性は、流体内部の摩擦によって発生するため、この抵抗力を「摩擦応力」と呼ぶ。
基本的に、摩擦応力は、流体−流体間または流体−物体間の速度勾配(速度の変化率)に比例して大きくなることが知られている。この法則がニュートンの粘性法則(英: Newton's law of viscosity)である[1]。
直交座標による空間を考え、そこで流体による流れが存在すると考える。簡単のため境界等の効果は考えないものとする。このとき流体と流体(または流体と物体)は、その間にある面を境にして力(応力)を及ぼし合っていて、面に垂直な方向(法線方向)の単位面積当たりに働く力が圧力であり、面に平行な方向(接線方向)の単位面積当たりに働く力を接線応力あるいはせん断応力という[2]。
流れている流体の粘性率を
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ニュートンの粘性法則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 02:36 UTC 版)
「ニュートン流体」の記事における「ニュートンの粘性法則」の解説
比例関係が成立した粘性率は、流体の種類によって固有の物性値であることが表される。これをニュートンの粘性法則と言う。 直交座標による空間を考え、そこでx方向に流体による流れが存在すると考える。簡単のため境界等の効果は考えないものとする。x-y平面を考えると、その面を境にして流体は力(応力)を及ぼし合っていて、面に垂直な方向(法線方向)の単位面積当りに働く力が圧力であり、面に平行な方向(接線方向)の単位面積当りに働く力を接線応力と言う。 流れている流体の粘性率をμとして、x 方向の流れの速さをux とすると、接線応力τxy は、 τ x y = μ ∂ u x ∂ y {\displaystyle \tau _{xy}=\mu {\partial u_{x} \over {\partial y}}} となる。この時、 ∂ u x / ∂ y {\displaystyle \partial u_{x}/\partial y} をずり速度と言う。ニュートン流体は、粘性率μがこのずり速度に依存せず、接線応力が上式で表現できる。 3次元に一般化した場合、上式はテンソル表示され次のようになる。 τ = − μ S , S i j := 2 ∂ ( i v j ) = ∂ v i ∂ x j + ∂ v j ∂ x i {\displaystyle {\begin{aligned}&\tau =-\mu S,\\&S_{ij}:=2\partial _{(i}v_{j)}={\frac {\partial v_{i}}{\partial x_{j}}}+{\frac {\partial v_{j}}{\partial x_{i}}}\end{aligned}}} ここでτは応力テンソル、Sはひずみテンソルである。
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