ナローゲージ・関連規格
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ナローゲージ 模型のナローゲージ(ナローゲージモデル)とは実物の狭軌鉄道を鉄道模型の規格に定められた軌間よりも狭い軌間を使って模型化したものである。Sゲージの場合は軌間16.5mmなど22.5mmよりも狭い軌間を使った縮尺1/64の模型がこれに該当する。数種類の実物の軌間に対応した規格が各国の模型団体により定められている 呼称末尾のnはNarrow、mはMeter、eはEnge、iはIndustrialの略とされる。 アメリカNMRA S-1.2 規格(縮尺1/64)呼称軌間実軌間備考S 22.42mm 1435mm 標準軌 Sn3 14.3mm 914mm 3フィートゲージ ヨーロッパ NEM010 規格(縮尺1/64)呼称軌間実軌間備考S 22.5mm 1250 - 1700mm 標準軌など Sm 16.5mm 850 - 1250mm未満 メーターゲージなど Se 12mm 650 - 850mm未満 軽便鉄道など Si(Sf) 9mm 400 - 650mm未満 鉱山鉄道など Sp 6.5mm 300 - 400mm未満 鉱山鉄道など 特に規定は無いが以下の規格が愛好者により慣用されている(縮尺1/64) 呼称軌間実軌間備考Sn3 1/2 16.5mm 1067mm 3フィート半(ケープ)ゲージ Sn2 1/2 12mm 762mm 2フィート半ゲージ Sn2 10.5mmなど 610mm 2フィートゲージ Sn3 1/2は日本ではS1067、ニュージーランドではNZ64 とも呼ばれる。 計算上ではSn2の模型軌間は9.5mmとなるが、実際には愛好者の多くは10.5mmや9mm(Siと同じ)を使用している。
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ナローゲージ・関連規格
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「2番ゲージ」の記事における「ナローゲージ・関連規格」の解説
ナローゲージ 模型のナローゲージ(ナローゲージモデル)とは実物の狭軌鉄道を鉄道模型の規格に定められた軌間よりも狭い軌間を使って模型化したものである。2番ゲージの場合は軌間45mmなど64mmよりも狭い軌間を使った縮尺1/22.5の模型がこれに該当する。NEM規格には2番ゲージのナローゲージに関する規格も定められている。 ヨーロッパNEM010 規格 (縮尺1/22.5)呼称軌間実軌間備考II 64mm 1250mm - 1700mm 標準軌など IIm 45mm 850mm - 1250mm未満 メーターゲージなど IIe 32mm 650mm - 850mm未満 軽便鉄道など IIi(IIf) 22.5mm 400mm - 650mm未満 鉱山鉄道など IIp 16.5mm 300mm - 400mm未満 IImはGゲージとも呼ばれている。現在のGゲージの縮尺は、1/22.5に留まらず、メーカーや模型化される車種により縮尺1/20 - 1/29と多様化していて、2番ゲージのナローゲージの範疇を超えた規格となっている。 詳細は「Gゲージ」を参照 スタンダードゲージ かつて存在したアメリカ独自の鉄道模型規格。縮尺はイギリスの2番ゲージ相当だが軌間が2 1/8インチ(54mm)と独特である。 *日本の鉄道模型黎明期に提唱された鉄道模型軌間である5センチ(50mmゲージ)ゲージについて、酒井喜房は当時発売された製品は2番ゲージの2インチ軌間のものだったのではないかと懐述している。
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ナローゲージ・関連規格
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ナローゲージ 模型のナローゲージ(ナローゲージモデル)とは実物の狭軌鉄道を一般的な鉄道模型規格の軌間よりも狭い軌間を使って模型化したものである。Nゲージの場合は軌間6.5mmなど9mmよりも狭い軌間を使った縮尺1/148-1/160程の模型がこれに該当する。数種類の実物の軌間に対応した規格が各国の模型団体により定められている。 アメリカNMRA S-1.2 規格(縮尺1/160)呼称軌間実軌間備考N (エヌ) 9mm (8.97 - 9.32mm) 1435mm 標準軌 Nn3 6.5mm (6.50 - 6.60mm) 914mm 3フィートゲージ Nn2 4.5mm (4.50 - 4.80mm) 610mm 2フィートゲージ ヨーロッパNEM010 規格(縮尺1/160)呼称軌間実軌間備考N (エヌ) 9mm 1250mm - 1700mm 標準軌など Nm 6.5mm 850mm - 1250mm未満 メーターゲージなど Ne 4.5mm 650mm - 850mm未満 軽便鉄道など Ni 3.75mm 400mm - 650mm未満 鉱山鉄道など イギリスにおいてもZゲージの軌間を利用するN-6.5規格の製品がある。 日本においては以前から6.5mmのほか7mmや5mmなどの軌間で国鉄型車輛や軽便鉄道の模型化に取り組むファンがいたが、日本型Zゲージの普及によりZゲージの線路(軌間6.5mm)を使う場合が多くなっている。軽便鉄道の車輛についてはメーカーからキットや完成品も販売されている。 OOOゲージ OOOゲージとは元来、1950年代のイギリスで2mmスケールの別称として使われていたものだが、1950年代後半からローンスターが縮尺や軌間が異なる ロコス(Locos)やトレブルオーレクトリック(Treble-O-Lectric)にも使用。1960年代には9mmゲージの模型製品全般を指す用語として使われる事が多かった。Nゲージの名称が制定され、ローンスターも撤退したため次第に使われなくなった。 2mmスケール、9.5mmゲージ 2mmスケールは1920年代にイギリスではじまった規格で、縮尺は2mmスケール(1/152)で軌間は当初は3/8インチ、現在では9.42mmである(日本では9.5mmと紹介される事も多い)。現在でもイギリスではこの規格を採用する愛好者がいる。 9.5mmゲージはNゲージ普及以前に日本などで使われていた軌間で縮尺は日本では1/120-1/150と製作者により幅があり統一されていなかった。
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