ドラゴンクエストヴァーチャルバトルペンシル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 03:46 UTC 版)
「ドラゴンクエスト ヴァーチャルバトラー仁」の記事における「ドラゴンクエストヴァーチャルバトルペンシル」の解説
本作の物語の中心となるゲーム。ドラゴンクエストのモンスターを特殊な装置を使用して実体化させ、それを操って戦わせるゲームである。「バトルペンシル」と呼ばれる、ドラゴンクエストのモンスターのデータがプログラムされた鉛筆型シリンダーを、ヴァーチャルバトルシステムにセットすることでそのモンスターを実体化することができ、脳波を伝える特殊なヘッドギアを装着した子供の純粋な精神力で自在に操ることが出来る。作中では精神力によってモンスターを操ることを「シンパサイズ」と呼ぶ。また、プレイヤーを「ヴァーチャル・バトラー」と呼ぶ。バトルペンシルは1種類のモンスターにつき1本しか存在しない。略称はそれぞれ「バトペン」、「V・バトラー」「VB」。 バトルは「バトル・オン」の合図で試合開始。モンスターの種族やV・バトラーの能力によって、モンスターのクラスおよび、ドラゴンクエストシリーズ原作に倣ってHP・MP・攻撃力・守備力・素早さが決定され、最終的に相手のHPを0にすれば勝利となる。ドラゴンクエストシリーズ原作およびドラゴンクエストバトルえんぴつで使われている「ターン」の概念は無く、バトルに参加しているモンスター全てがリアルタイムで自由に行動し攻撃でき、種族によって原作に登場する呪文や特技も使用できる。また、自由に行動できるので原作の枠を超えた戦術を組むことができ、それによっては格上のモンスターに勝利することも充分可能。火の息の中心の温度の低い部分に突っ込み体当たり、ヒャド系呪文で天井につららを作り落として攻撃・天井を崩して攻撃など。 バトルを繰り返すことでレベルが上がり、モンスターのステータスが上がる。シンパサイズが極限まで達した時は、一時的にレベルが上がり、強力な特技を使用できることもある。 精神力を使用して操作するため、プレイヤーに対しても大きな負担が課せられる。HPのほとんどを失うようなダメージを受けるとプレイヤーの精神にも大きなダメージを受け、気を失うこともある。最悪、精神に障害を受けて記憶を失った例もある。この様な事故を防ぐためか、バトルペンシルは公認されたチームの選手しか持つことは出来ず、公式以外のバトルは禁止されている。公式以外のバトルを禁止する一番の理由は、チーム間のトラブルを防ぐため。 「モンスターを実体化する」について、立体映像なのか物質化しているのかはっきりしない。モンスターが現実の物質に干渉するシーンがある(仁がキメラにぶつかる、剣を振った風圧で帽子が飛ばされる、なめまわしで携帯用ヴァーチャルバトルシステムを故障させる)一方で、仁の手がキメラを突き抜けたり、我楽多博士が「立体映像」と言うシーンが存在するため。 「バトペン」という用語は、作中では この「ドラゴンクエストヴァーチャルバトルペンシル」というゲームのこと モンスターのデータの入った鉛筆型シリンダーのこと の2つの用法で使われているが、混乱を避けるために以下の本項で「バトペン」と言ったら2.の用法を意味し、1.の用法の略称については「V・バトペン」と表記する。
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