トルコ全裸事件
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1997年2月15日、江頭はテレビ東京の『ザ・道場破り!』の企画の一環でトルコにおいて行われたオイルレスリング交流試合の会場に前座としてふんどし姿で乱入し、3000人以上のトルコ人を前に自らの芸を披露した。事前に準備した「座禅縄跳び」が予想以上にウケたため、江頭は調子に乗って芸をエスカレート。しまいにはふんどしを脱いで「3号機発射!」と叫び全裸パフォーマンスを敢行したが、肛門にでんでん太鼓を刺して逆立ちした直後にトラブルが発生。江頭は逆立ちしたまま会場から退場したが、その後はトルコ警察によって身柄を拘束され逮捕。 具体的な流れは次の通りである(2009年3月5日配信の『江頭2:50のピーピーピーするぞ!』より)。 まず江頭が退場。その際に居合わせたトルコの民衆が危うく暴徒になりかけた。女性客は会場から逃げ出し、男性客は「アラー・アクバル(神は偉大なり)!」と叫びながら江頭に襲いかかろうとした。 佐竹雅昭のマネージャーと全裸のまま控室に戻り、奥のトイレで身を潜めているよう指示を受けた。 佐竹と開催国であるトルコのオイルレスリングのチャンピオンが、音を立てて江頭を守ろうと控室で試合を行った。終わった後、マネージャーがトイレに近づいて来て「江頭さん、警察に来て下さい」と言われたという。その際、トイレの窓からひっくり返された自動車が炎上していたのを目撃した。 江頭が警察のバスに乗る。この時も現地の暴動は止まらなかった。 警察の裁判に出廷し「(日本円で)75円です」と言い渡され罰金刑のみで釈放された。「大掛かりなドッキリかと思った。通訳は大笑いだったし製作会社がウルルン滞在記と同じ会社なんだけど、タレントじゃなくてあいつらがウルルンしてた」と語っている。 一方で大川は個人的な意見として「彼だけ責めるのは冷静に見ておかしい」「でんでん太鼓状態までかなり間があり、ふんどしを外した時点でなぜ誰も止めなかったのか」と述べており、「半分ブーイング状態でもネタを続けたのは、彼なりの焦りの現れではないか」「というのも彼はそもそもオイルレスリングをするためにトルコ入りしたが、練習中に頭部を2針も縫う怪我をこうむり、やむなく急遽ネタをする運びとなった。この事件は、誠実な彼の迷惑をかけてすまないという思い、負い目からことに及んだのではないか、件のVTRの江頭からはそのように感じる」と推察し「また、彼は現地コーディネーターに『SEXを連想することはタブー』と注意されていたが、自身は『俺のはもっと馬鹿馬鹿しい』と思っていたようだ」と証言している。
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