デストロイヤー兵団出撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 10:04 UTC 版)
「第二次大陸間戦争」の記事における「デストロイヤー兵団出撃」の解説
デススティンガーの失踪後も戦争は続いていた。共和国軍は決着をつけるため、切り札を出す。それは大異変後以降、1機しか現存していないウルトラザウルスに超大型砲1200mmウルトラキャノンを搭載したウルトラザウルス・ザ・デストロイヤーを中核としたデストロイヤー兵団だった。迎撃に出た帝国軍の先鋒部隊五個師団(稼働ゾイド約五千)はその圧倒的な火力によって壊滅。窮した帝国軍は決死隊を編成してウルトラザウルスに白兵戦を挑んで撃破を目論んだ。 時を同じくして、ウルトラザウルス迎撃戦に参加すべくレッドラスト砂漠を移動中だったリッツのジェノブレイカーとアーサーのブレードライガーが出会い、交戦を開始する。両者は戦いの最中に古代遺跡を発見するが、その内部ではデススティンガーが繁殖を始めていた。もしこのままデススティンガーが増え続ければ、共和国・帝国どころか人類そのものが壊滅的な被害を受けると判断した二人は協力してデススティンガーとの戦闘を開始する。激戦の果てに真オーガノイドのデススティンガーは撃破されるが、ブレードライガーとジェノブレイカーは大破、アーサーも死亡する。アーサーの犠牲と引き換えに生き残ったリッツはデススティンガーの巣を破壊し、アーサーを弔った後に姿を消した。帝国軍は失踪したリッツを生死不明と扱った。 一方、ロブ・ハーマン大尉を騎手とするウルトラザウルス・ザ・デストロイヤーおよびデストロイヤー兵団は1200mmウルトラキャノンによるニクシー基地への砲撃を開始。その圧倒的火力の前に基地は瞬く間に壊滅状態に追いやられ、帝国軍は西方大陸からの完全撤退を決断する。最終的に帝国軍は最後の拠点ニクシー基地を陥落され、西方大陸戦争は共和国軍の勝利で終わる。だが、殿となったエレファンダーの尽力で主力部隊の撤退に成功した帝国は、本土決戦に向けた準備をはじめた。ニクシー基地陥落の直前の戦いでは、基地内部では先行突入したシールドライガーDCS-Jを駆る「レオマスター」レイ・グレック中尉と、ティラノサウルス型と思しき未知の新型ゾイドとの戦闘があった。この戦闘でレイは乗機のDCS-Jを破壊されてしまうも、基地にあったライオン型ゾイド(後のライガーゼロ)をその場で鹵獲して応戦する。決着は付かず、未知のゾイドのパイロット・ヴォルフはそのまま基地からの撤退部隊と合流して遁走した。これがレイと、後に新たなヘリック共和国の敵となるヴォルフの因縁の始まりであった。
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