テクノ歌謡など
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テクノ歌謡 詳細は「テクノ歌謡」を参照 歌謡界でもっとも初期にシンセドラム(en:Electronic drum)を使用した楽曲はピンク・レディー「サウスポー」(1978年3月)であり、もっとも初期にYMOを「編曲」に起用したのは、近田春夫「エレクトリック・ラブ・ストーリー」(1979年)である。また沢田研二「TOKIO」や、筒美京平が初めて手がけた「テクノ歌謡」が、榊原郁恵の「ROBOT」(編曲:船山基紀、1980年6月1日)である。このあたりから「テクノ歌謡」は出現する。 この当時のシンセドラムは、アメリカのPOLLARD社のSYN-DRUMS。そして日本製のULT-SOUND(アルトサウンド)といった機材であり、本格的ドラムセットの体をなすというよりは、あくまでも効果音的な使われ方をしていた。今の電子ドラムのように「ドラム・セット」然とした電子ドラムの登場は、シモンズ(en:Simmons (electronic drum company))のシンセドラム(en:Electronic drum)の登場を待たねばならなかった。 イモ欽トリオの「ハイスクールララバイ」(1981年)はミリオンセラーとなり、川上さんと長島さん「きたかチョーさんまってたドン」(1983年)ほか、当初コメディアンに多く楽曲が提供される。その後、アイドルの楽曲でもテクノポップ調の伴奏をバックに歌唱するスタイルが確立。のちにこれらは「テクノ歌謡」と呼ばれた。当初は打ち込み演奏+生演奏でニュー・ウェイヴやテクノを意識したものと定義された。 フューチャーポップ 詳細は「フューチャーポップ」を参照 テクノを始めとするダンス・ミュージックにメロディアスな歌詞やシンセリード演奏を加えた派生音楽の1つ。SUPERCARの「YUMEGIWA LASTBOY(映画『ピンポン』の挿入歌)」が例である。他にRAM RIDER、元気ロケッツなど。 チップチューン 詳細は「チップチューン」を参照 ファミリーコンピュータなどFM音源以前のゲーム機・PCの音源(PSG・波形メモリ音源など)をメインに用いた電子音楽の1つ。日本では桃井はるこ(代表曲・「ワンダーモモーイ」「きみはホエホエむすめ」)や高橋名人(代表曲・「スターソルジャーのテーマ」)などのチップチューン伴奏によるテクノ歌謡が有名。
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