チームルマン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 03:09 UTC 版)
1969年にルマン商会のレース部門として設立。1970年代より日本のトップチームのひとつとして多様なカテゴリーで活動している。 フォーミュラレースでは、1976年以降に全日本F2000選手権からスーパーフォーミュラへと続く国内トップカテゴリーに継続して参戦している。特に2002年以前はレイナードの国内総代理店を務めており、全日本F3000やフォーミュラ・ニッポンにおいてレイナードの事実上のワークスとして強さを誇った。1991年にはF1デビュー前のミハエル・シューマッハが全日本F3000選手権にスポット参戦し、1996年には弟のラルフ・シューマッハがフォーミュラ・ニッポンの初代チャンピオンになっている。 グループCでは自社マシンを開発。また、日産系チームとしてル・マン24時間レースなどにも参戦した経験がある(その際、チーム名が「チームルマン」だったため、海外のエントランスに名前をすぐ覚えてもらえたという)。 2000年代以降はトヨタとの関係が深く、全日本GT選手権及びSUPER GTではGT500においてスープラ、SC430、RC F、LC500を走らせた。フォーミュラ・ニッポンおよびスーパーフォーミュラでもトヨタエンジン勢として参戦した。 しかし2020年初め、前年に念願のGT500王者となったにも関わらず、GT500/スーパーフォーミュラともチームを撤退する(メンテナンスなど裏方としては参戦を継続)という不可解な幕引きとなった。この理由については2021年末時点でも、公式はおろかメディアでも一切明かされていない。 2021年、かつてルマンでフォーミュラニッポン王者となった経歴を持つ本山哲とタッグを組み、Team LeMans w/ Motoyama RacingとしてGT300にチームとして復帰する。マシンはアウディ・R8。2022年からはチーム名をMotoyama Racing w/ Team LeMansに改めた。 2012年に野田英樹が設立した「NODAレーシングアカデミー高等学院」と協力関係にあり、チーム代表の土沼広芳など数人のエンジニアが同学院の講師を務めている。
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