ダービー・カウンティとは? わかりやすく解説

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ダービー・カウンティFC

(ダービー・カウンティ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/04 23:43 UTC 版)

ダービー・カウンティFC
原語表記 Derby County Football Club
愛称 The Rams
クラブカラー 白と黒
創設年 1884年
所属リーグ フットボールリーグ
所属ディビジョン EFLチャンピオンシップ
ホームタウン ダービー
ホームスタジアム プライド・パーク・スタジアム
収容人数 33,597[1]
代表者 デイヴィッド・クロウズ英語版[2]
監督 ポール・ウォーン
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ダービー・カウンティDerby County Football Club ([ˈdɑːrbi]))は、イングランドダービーに本拠地を置くサッカークラブチーム。

歴史

1884年、ダービーシャー・カウンティ・クリケット・クラブから派生した形でダービー・カウンティFCが生まれた。

1972-73シーズンのヨーロピアン・カップ(UEFAチャンピオンズリーグの前身)で、4強にまで進出する活躍をみせた。しかし、準決勝でイタリアユヴェントスに敗れた。

2007-08シーズンにはプレミアリーグに参戦するも、シーズン最少勝ち点(11)、最少勝勝利試合数(1)、最少得点(20)、38試合制での最多失点(89)のワースト記録を樹立して1シーズンで降格した。

2015年、地元ダービーシャー出身の実業家メルヴィン・モリス英語版がクラブを買収、新オーナーに就任。

2018年5月31日、元イングランド代表フランク・ランパードが監督に就任。2018-2019シーズンはリーグ6位で昇格プレーオフに進出、プレーオフ決勝まで勝ち進んだが、決勝戦でアストン・ヴィラFCに敗れて、惜しくも昇格を逃した。

2020年1月、元イングランド代表ウェイン・ルーニーが選手兼コーチとして加入。2020年11月に監督であったフィリップ・コクーが解任されると暫定監督を務め、2021年1月15日にルーニーの現役引退と監督就任を発表した。

2021年9月18日、破産申請を開始したことを発表した。クラブの発表によれば、元々の財政難に2020年からの新型コロナウイルス流行による収入の減少が決定打となり、クラブの売却先を探していたが、不調に終わったことを理由としているが、モリスのオーナー就任以降、選手および監督の人件費が財政を圧迫しており、杜撰な経営が報じられている。破産申告を受けてイングリッシュ・フットボールリーグは、ダービーに対して2021-2022シーズンの勝ち点21剥奪を決定し、この-21点が重くのしかかり、リーグ22位で迎えた第43節の対QPR戦の敗戦で降格圏となる21位以下が確定、EFLリーグ1(3部)への降格が決定した。

降格決定後の2022年7月1日、ダービーシャーの不動産を生業とするClowes Developmentsによるクラブの買収が決定した[3]

タイトル

プライド・パーク

国内タイトル

  • リーグ:2回
    • 1971-72, 1974-75,

国際タイトル

  • なし

過去の成績

シーズン ディビジョン FAカップ リーグカップ 欧州カップ / その他 最多得点者
リーグ 順位 選手 得点数
1996-97 プレミアリーグ 38 11 13 14 45 58 46 12位 準々決勝敗退 2回戦敗退 ディーン・スタリッジ 14
1997-98 38 16 7 15 52 49 55 9位 4回戦敗退 4回戦敗退 パウロ・ワンチョペ 17
1998-99 38 13 13 12 40 45 52 8位 準々決勝敗退 3回戦敗退 デオン・バートン 12
1999-00 38 9 11 18 44 57 38 16位 3回戦敗退 3回戦敗退 ロリー・デラップ 8
2000-01 38 10 12 16 37 59 42 17位 4回戦敗退 4回戦敗退 マルコム・クリスティー 12
2001-02 38 8 6 24 33 63 30 19位 3回戦敗退 3回戦敗退 ファブリッツィオ・ラバネッリ 11
2002-03 ディビジョン1 46 15 7 24 55 74 52 18位 3回戦敗退 2回戦敗退 マルコム・クリスティー
リー・モーリス
9
2003-04 46 13 13 20 53 67 52 20位 3回戦敗退 1回戦敗退 イアン・テイラー 12
2004-05 チャンピオンシップ 46 22 10 14 71 60 76 4位 4回戦敗退 1回戦敗退 グジェゴシュ・ラシャク 17
2005-06 46 10 20 16 53 67 50 20位 4回戦敗退 1回戦敗退 イニゴ・イディアケス 11
2006-07 46 25 9 12 62 46 84 3位 5回戦敗退 2回戦敗退 スティーブ・ハワード 19
2007-08 プレミアリーグ 38 1 8 29 20 89 11 20位 4回戦敗退 2回戦敗退 ケニー・ミラー 6
2008-09 チャンピオンシップ 46 14 12 20 55 67 54 18位 5回戦敗退 準決勝敗退 ロブ・ハルス 18
2009-10 46 15 11 20 53 63 56 14位 5回戦敗退 1回戦敗退 ロブ・ハルス 12
2010-11 46 13 10 23 58 71 49 19位 3回戦敗退 1回戦敗退 クリス・コモンズ 13
2011-12 46 18 10 18 50 58 64 12位 4回戦敗退 1回戦敗退 スティーブ・デイヴィス
セオ・ロビンソン
12
2012-13 46 16 13 17 65 62 61 10位 4回戦敗退 1回戦敗退 ジェイミー・ウォード 12
2013-14 46 25 10 11 84 52 85 3位 3回戦敗退 3回戦敗退 クリス・マーティン 25
2014-15 46 21 14 11 85 56 77 8位 5回戦敗退 5回戦敗退 クリス・マーティン 21
2015-16 46 21 15 10 66 43 78 5位 4回戦敗退 1回戦敗退 クリス・マーティン 15
2016-17 46 18 13 15 54 50 67 9位 4回戦敗退 3回戦敗退 トム・インス 15
2017-18 46 20 15 11 70 48 75 6位 3回戦敗退 2回戦敗退 マチェイ・ヴィドラ 21
2018-19 46 20 14 12 69 54 74 6位 5回戦敗退 4回戦敗退 ハリー・ウィルソン 18
2019-20 46 17 13 16 62 64 64 10位 5回戦敗退 2回戦敗退 クリス・マーティン
マーティン・ワグホーン
12
2020-21 46 11 11 24 36 58 44 21位 3回戦敗退 2回戦敗退 コリン・カジム=リチャーズ 8
2021-22 46 14 13 19 45 53 34 23位 3回戦敗退 2回戦敗退 トム・ローレンス 11
2022-23 EFLリーグ1 46 21 13 12 67 46 76 7位 4回戦敗退 3回戦敗退 デイビッド・マクゴールドリック 22
2023-24 46 28 8 10 78 37 92 2位 1回戦敗退 1回戦敗退 ジェームズ・コリンズ英語版 14
2024-25 チャンピオンシップ

欧州の成績

現所属メンバー

2023-24シーズン 開幕戦フォーメーション

ネルソン
# 37
ブラッドレイ
# 6
カシン
# 5
ワード
# 46
バード
# 4
コリンズ
# 9
2024年8月21日現在[4]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK ジェイコブ・ウィデル・ゼッターストロム英語版
2 DF ケイン・ウィルソン英語版
3 DF クレイグ・フォーサイス
4 MF デビッド・オゾー ()
5 DF ソニー・ブラッドレイ英語版
6 DF エイラン・カシン英語版 ()
7 FW トム・バークハイゼン英語版 ()
8 MF ベン・オズボーン
9 FW ジェームズ・コリンズ英語版 ()
10 FW ジェリー・イェーツ
11 FW ナサニエル・メンデス=ラング ()
13 GK ローハン・ルスラ英語版 ()
14 FW コナー・ワシントン ()
No. Pos. 選手名
16 MF リアム・トンプソン英語版
17 MF ケンツォ・フトマイン ()
19 FW ケイデン・ジャックソン英語版
20 DF カラム・エルダー英語版 ()
21 DF ジェイク・ルーニー英語版
23 DF ジョー・ワード英語版
24 DF ライアン・ヌヤンベ ()
27 FW コーリー・ブラケット・テイラー英語版
31 GK ジョシュ・ヴィッカース英語版
32 MF エボウ・アダムス英語版 ()
35 DF カーティス・ネルソン英語版
39 FW ダジャウヌ・ブラウン英語版 ()
監督

ローン移籍選手

in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
4 MF デビッド・オゾー (クリスタル・パレス) ()
No. Pos. 選手名
10 FW ジェリー・イェーツ (スウォンジー)
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
-- MF タイリス・フォルナー英語版 (サルフォード) ()
No. Pos. 選手名
26 MF ダレン・ロビンソン英語版 (ハートリプール)


歴代監督

名前 就任 退任 記録
試合 勝ち 分け 負け 勝率 %
ジョン・グレゴリー 2002年1月30日 2003年3月21日 55 16 9 30 29.09
マーク・リリス (暫定) 2003年3月21日 2003年3月31日 1 0 0 1 0
ジョージ・バーリー 2003年3月31日 2005年6月7日 107 39 25 43 36.45
フィル・ブラウン 2005年6月24日 2006年1月30日 33 7 14 12 21.21
テリー・ウェストレー 2006年1月30日 2006年6月2日 16 4 6 6 25
ビリー・デイヴィス英語版 2006年6月2日 2007年11月26日 69 31 14 24 44.93
ポール・ジュエル 2007年11月28日 2008年12月29日 58 13 15 30 22.41
クリス・ハッチングズ (暫定) 2008年12月29日 2009年1月6日 1 1 0 0 100
デイヴィッド・ロウ (暫定) 2009年1月6日 2009年1月8日 1 1 0 0 100
ナイジェル・クラフ 2009年1月8日 2013年9月28日 231 76 54 101 32.9
ダレン・ヴァサール (暫定) 2013年9月29日 2013年10月1日 1 0 1 0 0
スティーブ・マクラーレン 2013年10月1日 2015年5月25日 95 51 22 22 53.68
ポール・クレメント 2015年6月1日 2016年2月8日 33 14 12 7 42.42
ダレン・ヴァサール (暫定) 2016年2月8日 2016年5月27日 18 9 3 6 50
ナイジェル・ピアソン 2016年5月27日 2016年10月8日 12 3 3 6 25
クリス・パウエル (暫定) 2016年9月27日 2016年10月12日 1 1 0 0 100
スティーブ・マクラーレン 2016年10月12日 2017年3月12日 29 13 7 9 44.83
ゲイリー・ローウェット 2017年3月14日 2018年5月22日 60 26 18 16 43.33
フランク・ランパード 2018年5月31日 2019年7月4日 57 24 17 16 42.11
フィリップ・コクー 2019年7月5日 2020年11月14日 65 21 18 26 32.31
ウェイン・ルーニー 2020年11月26日 2022年6月24日 84 25 21 38 29.76
リアム・ロシニアー 2022年6月26日 2022年9月21日 12 7 2 3 58.33
ポール・ウォーン英語版 2022年9月22日

歴代所属選手

GK

DF

MF

FW

脚注

  1. ^ EFL Official Website - Derby County”. EFL (3 January 2019). 3 January 2019閲覧。
  2. ^ Ownership and Board”. ダービー・カウンティFC. 2017年9月25日閲覧。
  3. ^ 英3部で再起を図るダービーは昨季なぜ破産したのか?プレミア昇格ギャンブルの代償”. footballista. 2022年7月31日閲覧。
  4. ^ First Team”. ダービー・カウンティFC. 2024年8月21日閲覧。

外部リンク

公式
ニュース
その他

ダービー・カウンティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 16:24 UTC 版)

ブライアン・クラフ」の記事における「ダービー・カウンティ」の解説

監督としてのキャリアハートリプール・ユナイテッドアシスタントコーチピーター・テイラー迎え1965年10月始まった。その当時30歳監督となったクラフリーグで最も若い監督であった初めフルシーズン指揮を執った1966-67シーズンは8位でシーズン終了し1967年5月にはテイラー連れてダービー・カウンティの監督就任したクラフ監督就任する前までダービーは主に残留争い演じチームであった。1967-68シーズン18位でシーズン終えフットボールリーグ2部降格してしまうが、翌シーズンには2部優勝し1年チーム1部昇格導いたクラフ一般的には厳しいがフェア監督であると見なされていた。選手には汚いプレイをしないことを求めまた、試合自分たちに有利な形に持ち込むことのできるその能力多くの者たちから尊敬集めていた。1969-70シーズンにはチームトップリーグで4位に押し上げた。 1971-72シーズンリヴァプールリーズ・ユナイテッドマンチェスター・シティの4チーム優勝争い展開したが、チームシーズン最終節リヴァプール1-0勝利し勝点1差で首位立ったリーズシティそれぞれ最終節勝利を逃したため、ダービーそのまま首位シーズン終えクラブ史上初となるトップリーグのリーグタイトルを獲得した。 翌シーズンクラブチャンピオンズカップ準決勝進出したが、ユヴェントストータル1-3敗れた。しかし、この試合前にイタリア側が試合前の主審何らかの贈り物をしていたことが後に発覚しクラフユヴェントスを「イカサマ野郎」であると痛烈に非難したこのようなクラフ歯に衣着せぬ発言はしばしFAクラブ役員に対して行われており、遂にダービー会長とも対立してしまった。ファン反感も買い、レスター・シティ戦から5日後の1973年10月15日アシスタントテイラーとともにダービー監督辞任した

※この「ダービー・カウンティ」の解説は、「ブライアン・クラフ」の解説の一部です。
「ダービー・カウンティ」を含む「ブライアン・クラフ」の記事については、「ブライアン・クラフ」の概要を参照ください。

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