ダムの型式 (だむのかたしき)
ダムはいろいろな観点から分類されますが(→ダムの種類)、重力式コンクリートダム、ロックフィルダムといったダムの区分をダムの「型式」と呼ぶことがあります。 例えば、(財)日本ダム協会発行の「ダム年鑑」では次のような型式分類を行って、それぞれ略号で表示しています。〔 〕内が「ダム年鑑」の型式です。(→日本のダム:まとめ) ■単一ダム (堤体材料により) ■フィルダム ■アースダム ■均一型 〔E :アースダム〕 ■ゾーン型 〔E :アースダム〕 ■表面遮水型 ■アスファルト遮水 〔FA :アスファルトフェイシングフィルダム〕 ■コンクリート遮水 (国内にない) ■ロックフィルダム ■均一型 (国内にない) ■ゾーン型 〔R :ロックフィルダム〕 ■コアがアスファルト 〔FC :アスファルトコアフィルダム〕 ■その他 〔R :ロックフィルダム〕 ■表面遮水型 ■アスファルト遮水 〔FA :アスファルトフェイシングフィルダム〕 ■コンクリート遮水 〔R :ロックフィルダム〕 ■コンクリートダム ■重力式コンクリートダム 〔G :重力式コンクリートダム〕 ■アーチダム ■単一アーチ 〔A :アーチダム〕 ■複数アーチ 〔MA :マルティプルアーチダム〕 ■バットレスダム 〔B :バットレスダム〕 ■中空重力式ダム 〔HG :中空重力式コンクリートダム〕 ■重力式アーチダム 〔GA :重力式アーチダム〕 ■台形CSGダム 〔CSG:台形CSGダム〕 ■複合ダム 〔GF :重力式コンクリート・フィル複合ダム〕 ■通常のダム以外 ■堰など 〔FG :堰〕 ■地下ダム 〔未記入〕 |
ダムの型式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 09:52 UTC 版)
多々良木ダムは高さ64.5メートル。円山川水系に建設された数少ないダムの1つで、他に支流に二基を数えるのみであり円山川本川にはダムが建設されていない。ダムの型式はロックフィルダムであるが、上流面をアスファルトにて重層に舗装し遮水壁として貯水を遮るアスファルトフェイシングフィルダムという型式である。日本においては1968年(昭和43年)福島県に電源開発が建設した大津岐ダム(大津岐川)が最初であるが、多々良木ダムは西日本で初めて建設されたアスファルトフェイシングフィルダムである。この型式はその大半が電力会社管理ダムで占められている。
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