ダムの問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 18:56 UTC 版)
水力発電用のダムは環境と社会的なコストから利益を得ている。ネレトヴァ川の2つの主要な支流はすでに4つの水力発電用のダムが設けられている。最近ではスルプスカ共和国政府がゴルニ・ホリゾンティ計画 (Gornji horizonti)と呼ばれる大規模な水力発電計画を完了させた。これはネレトヴァ川流域に直接属する地下水をトレビシュニツァ川にある水力発電プラントに向けさせるもので、この計画にはボスニア・ヘルツェゴビナのNGOやクロアチア政府が反対している。ネレトヴァ川流域に属する水をトレビシュニツァ低地に持って行くことで塩分濃度の上昇や地下水の量の変化、自然公園の泉、ネレトヴァ下流域のクロアチア側の淡水の確保、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチアの農業問題等が議論になっている。議論になっている全ての影響は全部は調整されていない。ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦政府も同様にダムの整備計画を策定し自然公園の制定なども計画しているが、生態系や環境破壊の問題からNGOからは反対の声があがっている。
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