タナニット【タナニット】(観賞樹)
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登録番号 | 第6376号 |
登録年月日 | 1998年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | ばら | |
登録品種の名称及びその読み | タナニット よみ:タナニット |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 3月 24日 | |
品種登録者の名称 | 京成バラ園芸株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都墨田区押上1丁目12番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | ハンス ユーゲン エバース | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,無名実生種どうしを交配して育成されたものであり,花房の形は単花咲き,花は外側花弁6枚ほどは明黄橙色に弁先へ淡黄ピンク色,弁底へ鮮黄色のぼかしが入り,内側花弁は鮮橙黄色に弁底へ鮮黄色のぼかしが入り半剣弁,カップ咲き,微香のやや小輪となる切り花向きの品種である。 樹形及び株立は普通,樹高は中である。開花枝の太さは中,新しょうの色は青銅,開花後の枝の色は濃緑である。とげの曲性は下向き,形は下部えぐれ形,長さは中,基部の幅は広,色は青銅,数は幹の部分,花枝の基部,中央部及び花首ともほとんど無である。小葉の枚数は5枚以下,本葉の長さ及び幅は普通である。展開直後の若葉の色は青銅,光沢は半光沢,成熟葉の色は濃緑,光沢は半光沢,葉肉の厚さ及び硬さは普通である。花房の形は単花咲き,蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲き,花の大きさはやや小輪,高さはやや低,花弁表側及び裏側の色は外側花弁6枚ほどは明黄橙(JHS カラーチャート1905)に弁先へ淡黄ピンク(同1002),弁底へ鮮黄(同 2507)のぼかしが入り,内側花弁は鮮橙黄(同2205)に弁底へ鮮黄(同2507)のぼかしが入る。花弁の光沢は普通,花色の移行性は難,花弁の形は半剣弁,花弁一枚の形は狭楕円形先端尖形,花弁の厚さ及び硬さは普通,数は30~34枚である。花の香りは微香,開花時期は普通である。 「コルフラッパイ」と比較して,花弁表側及び裏側の色が外側花弁6枚ほどは明黄橙に弁先へ淡黄ピンク,弁底へ鮮黄のぼかしが入り,内側花弁は鮮橙黄に弁底へ鮮黄のぼかしが入ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,1988年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において,無名実生種どうしを交配して得られた実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,1992年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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