タンニエルニット【タンニエルニット】(観賞樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8707号 |
登録年月日 | 2001年 2月 9日 | |
農林水産植物の種類 | ばら | |
登録品種の名称及びその読み | タンニエルニット よみ:タンニエルニット | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | 2004年 2月 10日 | |
品種登録者の名称 | 京成バラ園芸株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都墨田区押上1丁目12番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | ハンス ユーゲン エバース | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「タナニット」の枝変わりであり、花序のタイプは単生、花は外側5枚が淡緑黄色で弁端に浅黄緑色のぼかしが入り、内側が鮮黄色で弁先に淡黄色のぼかしが入り丸弁、カップ咲・多芯咲、かなり弱香のやや小輪となる切花向きの品種である。樹形は直立性、株立及び樹高は中である。とげの形は下部えぐれ形、長さは中、基部の幅はやや狭、色は緑褐、数は枝基部はかなり少、枝中央部及び花柄は無である。小葉全体の形は卵形、小葉の枚数はやや多、本葉の長さは長、幅は広である。新葉の色は緑、光沢はやや弱、本葉の色は緑、光沢及び厚さは中、硬さはやや硬である。花序のタイプは単生、蕾の形はつぼ形である。花形はカップ咲・多芯咲、花径はやや小、高さはやや低、花弁表面の色は外側5枚が淡緑黄(JHS カラーチャート2903)で弁端に浅黄緑(同3304)のぼかしが入り、内側が鮮黄(同2507)で弁先に淡黄(同2503)のぼかしが入り、裏面の色は外側5枚が淡緑黄(同2702)で弁先に淡黄緑(同3303)のぼかしが入り、内側が鮮黄(同2507)で弁先に淡黄(同2503)のぼかしが入る。花色の移行性は無、花弁のタイプは丸弁、全体の形は円形、厚さは中、硬さはやや硬、数は60以上、一茎の花数は1、花の香りはかなり弱である。枝の長さ及び太さは中、新しょうの色及び開花枝の色は緑、開花時期はやや早である。「タナニット」と比較して、花弁表面の色が外側5枚は淡緑黄で弁端に浅黄緑のぼかしが入り、内側は鮮黄で弁先に淡黄のぼかしが入ること、花弁裏面の色が外側5枚は淡緑黄で弁先に淡黄緑のぼかしが入り、内側は鮮黄で弁先に淡黄のぼかしが入ること、花弁のタイプが丸弁であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、1994年に育成者の温室(ドイツ連邦共和国)において、「タナニット」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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