ゼ101
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「善光寺白馬電鉄ゼ100形気動車」の記事における「ゼ101」の解説
ゼ101は滋賀県の江若鉄道へ譲渡され、C11形キハ14(初代)と改番された。もっとも、元々18 m級の大型気動車を主力とする江若鉄道ではこの12 m級車の利用価値は小さく、14 m級でより大型の国鉄キハ41000形の譲受が開始された1946年には野上電気鉄道への譲渡が決まり、中古品の50馬力級電動機2基をやはり中古のブリル77Eに各1基ずつ装架し、各運転台横の側窓1枚を潰して乗務員扉を設置、さらに屋根上前後にトロリーポールを各1基搭載した電車に改造されて1948年1月に入線、デハ20形デハ22となった。 デハ22は野上電気鉄道初の半鋼製ボギー車として同社の主力車となったが、阪急電鉄や阪神電気鉄道から購入した車体に南海電気鉄道から譲受した機器を取り付けた半鋼製ボギー車の投入が進んだ1958年1月より休車となり、改造して復帰させる計画も立てられたものの、結局1959年10月に除籍、そのまま解体処分された。 以上のような経緯から、2両とも既に廃車・解体されたため現存しない。
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