センター試験と「マークミス」とは? わかりやすく解説

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センター試験と「マークミス」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 15:23 UTC 版)

大学入試センター試験」の記事における「センター試験と「マークミス」」の解説

2006年5月25日大学入試センター1984年度以降23年間、解答用紙マークシート受験番号などをマークし忘れた受験生答案でも0点にせずに、受験者割り出し採点していた事実明らかにした。 受験番号マーク漏れなどがあると、電算処理エラー出て採点できないセンター試験解答用紙は、模擬試験などでよく用いられる冊子型にはなっておらず、試験ごとに解答用紙配布される仕組みになっている。そのためセンターでは、解答用紙割り振られコード番号から受験者割り出すことができないため、解答用紙記入された名前や、座席順などから受験生割り出し手作業受験番号入力してきた。受験番号のマークミスなどがあった際の措置について、センター公式サイトでは「個人特定できた場合限り採点します」と説明していたが、実際に全員救済してきた。一方受験案内では「受験番号正しくマークされていない場合は、採点できないことあります」とだけ記している。 共通一次試験受験番号記入ミスを、1979年度から5年間は採点せず一律0点としていた。しかし、「一発勝負重要な試験あまりに酷だ」との声が上がりセンター内委員会設けて検討した結果救済措置決定された。センターでは「高校3年間の学習到達度を測るという趣旨考慮し解答とは異な部分ミス限定して教育的配慮をした」と説明している。 この救済措置について当時文部科学大臣務めていた小坂憲次は、「何年受験のためにがんばってきた努力を、たった1つのマークミスですべてを失わせるのは、受験者大半現役生であることを考えるとあまりにも酷過ぎる」と、センターの対応に理解示した一方で文科省は「大学受験生を大人とみて自己責任負わせるべきなのか、それとも子どもと見て手を差しのべるべきなのか、判断難しい」とコメントしている。 なお、2007年以降試験について救済について明示されるようになった受験科目複数ある教科外国語を除く)については、採点者が受験者回答科目半ば推測的に判断することになるため、受験科目塗り忘れ救済していない。ただし外国語は、別冊配付希望出していない受験生限り「英語」とみなして採点を行う。同様の理由で、大問ごとに解答欄設けてある科目数学など)の解答欄間違えた場合など、答案直接関係のある部分のマークミスについては、実際にマークされ内容のまま採点が行われる。一方答案直接関係しない試験会場コード」「受験番号」のマーク漏れ・マークミスは、個人特定できた場合限り救済が行われる。

※この「センター試験と「マークミス」」の解説は、「大学入試センター試験」の解説の一部です。
「センター試験と「マークミス」」を含む「大学入試センター試験」の記事については、「大学入試センター試験」の概要を参照ください。

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