ユナイテッド・シティFC
(セレス・ネグロスFC から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/05 05:35 UTC 版)
ユナイテッド・シティFC | |||
---|---|---|---|
原語表記 | United City Football Club | ||
創設年 | 2012年 | ||
所属リーグ | フィリピン・フットボールリーグ | ||
ホームタウン | 西ネグロス州バコロド | ||
ホームスタジアム | パナード・スタジアム | ||
収容人数 | 9,825 | ||
監督 | トレヴァー・モーガン | ||
公式サイト | 公式サイト | ||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
ユナイテッド・シティFC(英: United City Football Club)は、フィリピンの西ネグロス州バコロドをホームタウンとするサッカークラブ。2012年にバス運行会社を経営するレオ・レイ・ヤンソン (Leo Rey Yanson) によってセレス・ラサールFC (Ceres La Salle Football Club) として創設され、後にセレス・ネグロスFC(英: Ceres-Negros Football Club)のクラブ名で活動した。クラブ名のセレスはバス路線のセレスライナーに、ネグロスは州名に、旧々名のラサールはバコロドにあるセント・ラサール大学にそれぞれ由来する。
2017年から創設されたフィリピン・フットボールリーグを3年連続で優勝している強豪クラブであり、所属しているフィリピン人選手の多くがサッカーフィリピン代表に選出されている。
COVID-19による経済的影響により、2020年にオーナーのヤンソンがクラブをスポーツマーケティング会社のMMCスポーツアジアに売却し、チーム名を改めている。
歴史
2014シーズンはユナイテッド・フットボールリーグ・ディヴィジョン2(2部リーグ)で初優勝し、ユナイテッド・フットボールリーグに昇格した。2013-14シーズンのPFF全国男子クラブ選手権決勝でグローバルFCに2戦合計3-1で勝利し、連覇を達成した。また、UFL FAリーグカップ決勝でもグローバルFCに2-1で勝利し、AFCカップ2015・プレーオフ出場権を獲得した[1]。
2018年、AFCチャンピオンズリーグ2018予選1回戦でミャンマーのシャン・ユナイテッドFCを下し、続く予選2回戦でオーストラリアのブリスベン・ロアーFCを3-2で破ってプレーオフに進出した[2]。プレーオフでは中国の天津権健に敗れ、グループステージ進出はならなかった。
2019年、5月2日時点のAFCクラブランキングで31位まで上昇し、タイのブリーラム・ユナイテッドFCを抜いてASEAN地域のクラブで最上位となった[3]。
2020年、AFCチャンピオンズリーグ2020予選でシャン・ユナイテッドFCとタイのポートFCを相次いで下してプレーオフに進出。プレーオフでは日本のFC東京に0-2で敗れたものの、ブリーラム・ユナイテッドFCも中国の上海上港集団足球倶楽部に敗れたため、1月29日時点のAFCクラブランキングでブリーラムを再び抜いて25位にランクインした[4]。
2020年7月、クラブのオーナー兼会長であるレオ・レイ・ヤンソンが辞任し、クラブ売却に向けた交渉を開始したことを明らかにした[5]。その後、アラブ系フィリピン人が運営するスポーツマーケティング会社で、2019年にグローバルFCの実質的なオーナーとしてリーグに参加していたMMCスポーツアジア(英: MMC Sportz Asia)が新たな経営者となったこと、クラブ名をユナイテッド・シティFC(英: United City Football Club)に改めること、大半の選手が残留することが明らかにされた[6]。
2021年。AFCチャンピオンズリーグ2021にストレートイン。グループIに組み分けられた。同組は川崎フロンターレ、北京FC、大邱FCの各クラブ。
タイトル
- ユナイテッド・フットボールリーグ・ディヴィジョン2 優勝 (1) : 2014
- ユナイテッド・フットボールリーグFAリーグカップ 優勝 (1) : 2014
- PFF全国男子クラブ選手権 優勝 (2) : 2012-13, 2013-14
- フィリピン・フットボールリーグ 優勝 (3) : 2017, 2018, 2019
- コパ・パウリーノ・アルカンタラ 優勝 (1) : 2019
アジアの成績
年度 | 大会 | ラウンド | 対戦クラブ | ホーム | アウェー | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
2014 | AFCプレジデンツカップ | グループB | ![]() |
2-2 | 3位 | |
![]() |
2-0 | |||||
![]() |
1-2 | |||||
2015 | AFCカップ | プレーオフ | ![]() |
0-1 | ||
2016 | AFCカップ | グループE | ![]() |
2-2 | 0-0 | 1位 |
![]() |
5-0 | 2-0 | ||||
![]() |
2-1 | 1-1 | ||||
ベスト16 | ![]() |
0-1 (延長) | ||||
2017 | AFCカップ | グループG | ![]() |
6-2 | 1-1 | 1位 |
![]() |
5-0 | 4-2 | ||||
![]() |
0-0 | 0-3 | ||||
ASEAN地区準決勝 | ![]() |
2-1 | 2-3 | 4-4 (a) | ||
ASEAN地区決勝 | ![]() |
2-0 | 1-2 | 3-2 | ||
地区間プレーオフ準決勝 | ![]() |
1-1 | 0-4 | 1-5 | ||
2018 | AFCチャンピオンズリーグ | 予選1回戦 | ![]() |
1-1 (延長) (3 - 4 p) |
||
予選2回戦 | ![]() |
3-2 | ||||
プレーオフ | ![]() |
0-2 | ||||
AFCカップ | グループF | ![]() |
9-0 | 4-0 | 2位 | |
![]() |
0-2 | 1-1 | ||||
![]() |
1-0 | 2-0 | ||||
ASEAN地区準決勝 | ![]() |
4-2 | 2-3 | 6-5 | ||
ASEAN地区決勝 | ![]() |
1-1 | 0-2 | 1-3 | ||
2019 | AFCチャンピオンズリーグ | 予選1回戦 | ![]() |
1-2 | ||
AFCカップ | グループG | ![]() |
3-2 | 5-0 | 1位 | |
![]() |
0-1 | 3-1 | ||||
![]() |
1-0 | 3-2 | ||||
ASEAN地区準決勝 | ![]() |
1-1 | 1-2 | 2-3 | ||
2020 | AFCチャンピオンズリーグ | 予選1回戦 | ![]() |
3-2 | ||
予選2回戦 | ![]() |
1-0 | ||||
プレーオフ | ![]() |
0-2 | ||||
AFCカップ | グループG | ![]() |
4-0 | 中止 | 1位 | |
![]() |
2-2 | 中止 | ||||
![]() |
4-0 | 中止 | ||||
2021 | AFCチャンピオンズリーグ | グループI | ![]() |
1-1 | 3-2 | 3位 |
![]() |
0-4 | 0-7 | ||||
![]() |
0-2 | 0-8 | ||||
2022 | AFCチャンピオンズリーグ | グループG | ![]() |
0-1 | 0-2 | 4位 |
![]() |
0-3 | 0-3 | ||||
![]() |
1-3 | 0-5 |
脚注
- ^ “AFC Cup Play-offs (East and West): Previews”. AFC (2015年2月17日). 2015年4月30日閲覧。(英語)
- ^ “Ceres-Negros stun Brisbane to set up Tianjin decider”. FOX Sports Asia (2018年1月23日). 2020年1月25日閲覧。
- ^ “Philippines’ Ceres Negros overtake Buriram United to become No.1 ASEAN club in AFC Club Rankings”. FOX Sports Asia (2019年5月3日). 2019年12月22日閲覧。
- ^ “AFC Club Rankings: Ceres-Negros FC overtake Buriram United to become No. 1 side in ASEAN”. FOX Sports Asia (2020年1月29日). 2020年1月30日閲覧。
- ^ Tupas, Cedelf (2020年7月9日). “‘My family,’ Yanson says of Ceres-Negros after letting go of Southeast Asia’s current No. 1 club”. Philippine Daily Inquirer 2020年7月9日閲覧。
- ^ del Rosario, Paolo (2020年7月23日). “Ownership transfer official: Ceres Negros to rebrand to United City FC”. ESPN5 2020年7月23日閲覧。
外部リンク
セレス・ネグロスFC
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「カルリ・デ・ムルガ」の記事における「セレス・ネグロスFC」の解説
2014年2月に2部のセレス・ネグロスFCに3年契約で加入。この時の彼はグローバルFCから放出されて自由契約の身であったので移籍金はかかっていない。と言うのも彼はこの時、全治5ヶ月の右前十字靭帯負傷からのリハビリ中であったからである。移籍後初出場、そして怪我からの復帰戦となったのはマニラ・ジープニーFC戦で、69分にアンジェロ・マラシガンとの交代で出場、2-1で試合は勝利に終わった。 同年のユナイテッド・フットボールリーグFAリーグカップでは決勝に進出、11月6日に行われた決勝戦では古巣のグローバルFC相手にプレーし、2-1の勝利を収めて優勝を飾った。しかし彼は相手ディフェンダーと衝突し左膝を負傷、途中交代を余儀なくされた。この怪我は後に前十字靭帯の負傷と診断され、1年2か月の戦線離脱を余儀なくされた。膝の手術も上手く行かなかったため、医師は彼に引退を勧めたがこれを彼は断り再手術を行い、これが成功して復帰する事が出来るようになった。 2016年初めにはシンガポールでの親善試合に出場し復帰した。2月7日にはロヨラ・メラルコ・スパークスFCとのUFLカップ初戦に出場し得点、試合は彼の得点によって2-1の勝利に終わり、公式戦でもその復活をアピールした。2017年からリーグはフィリピン・フットボールリーグへと変わったが彼はそのまま残留した。
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