精の幸【セイノサチ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10913号 |
登録年月日 | 2002年 12月 16日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 精の幸 よみ:セイノサチ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統に出願者所有の紅色一重咲スプレイ系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は淡紫ピンク色の大輪で、切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はかなり高である。茎の太さはかなり太、色は赤紫、強さは強、中空の程度は無、側らいの発生程度は少、節間長はかなり短である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比は大、葉柄の長さは短、基部の形は凸、一次欠刻は深、葉の表面の色は中、裏面の色はやや濃、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数は多、管状花部の直径は小、管状花数は少、分布は集中、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや広、外花弁の表面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート8902)、裏面の色は紫ピンク(同8903)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は緑、花たくの形は中央部の凹んだドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは中、花首の太さは太、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。「精の紅」と比較して、茎の色が赤紫であること、外花弁の表面の色が淡紫ピンクであること、花盤の色が緑であること等で、「精興の歌」と比較して、茎の色が赤紫であること、外花弁の表面の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、出願者所有の育成系統に出願者所有の紅色一重咲スプレイ系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- 精の幸のページへのリンク