精の扇【セイノオウギ】(草花類)
![]() |
登録番号 | 第11980号 |
登録年月日 | 2004年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 精の扇 よみ:セイノオウギ |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「国紅」に10月咲紅色系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は紫赤色の大輪で切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはかなり太、色は赤紫、強さは中、中空の程度は無、側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、基部の形は平、先端部分の形は尖、一次欠刻はかなり深、二次欠刻の程度は高、葉の表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数は中、管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや広、外花弁の表面の色は紫赤(JHS カラーチャート9714)、裏面の色は穏赤紫(同9513)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花盤の色は黄、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはやや小、花首の太さは中、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。「精の紅」と比較して、外花弁の表面の色が紫赤であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「国紅」に10月咲紅色系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- 精の扇のページへのリンク