精の紅【セイノクレナイ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10908号 |
登録年月日 | 2002年 12月 16日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 精の紅 よみ:セイノクレナイ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「精興の梓」に出願者所有の紅色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は赤紫色の大輪で、切り花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは太、色は緑、強さは強、中空の程度は無、側らいの発生程度は少、節間長は短である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さは厚、硬さは硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心、舌状花数はやや少である。管状花部の直径はやや小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや広、外花弁の表面の色は赤紫(JHS カラーチャート9214)、裏面の色は浅赤味紫(同8910)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花盤の色は黄、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさはやや小、花首の太さは中、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は早である。「精興の梓」と比較して、葉の一次欠刻が深いこと、外花弁の表面の色が赤紫であること等で、「瀬戸娘」と比較して、外花弁の表面の色が赤紫(同9214)であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成7年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精興の梓」に出願者所有の紅色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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