精の舟【セイノフネ】(草花類)
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登録番号 | 第11486号 |
登録年月日 | 2003年 11月 18日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 精の舟 よみ:セイノフネ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「瀬戸の泉」に白色八重咲系の混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色の大輪で切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は少、発生位置は高い、節間長は短である。葉身長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多である。管状花数は中、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁及び管弁Ⅰ、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3301)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさ及び花首の太さは中、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩生は晩である。「精の林」及び「精の流」と比較して、側らいの発生位置が高いこと、花弁の形が舟底弁及び管弁Ⅰであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「瀬戸の泉」に白色八重咲系の混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「精の芦」であった。 |
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