スーパー・ヘイト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 22:31 UTC 版)
2011年1月2日、VOODOOの総帥であるTARUが『近藤にゆかりある元W○○の選手を新メンバーにする』と言い放ち、選手名はXと表記されていたが、結果はバージョンアップが完了したというスーパー・ヘイトであった。コスチュームは金色のロングタイツ、金髪、黒いフェイスペイントに黄金の消火器である。 ところが、同年5月29日の全日本プロレス・神戸大会に出場し試合後のインタビュー中に嘔吐し吐血が強く疑われ、直ちに救急車で病院へ搬送された。平井は受診により脳卒中と診断され(後に急性硬膜下血腫と改められる)、同日中に緊急手術を受けた。手術は成功し、5月31日の時点で平井は自発呼吸や親族の問いかけに対する反応はあるものの、意識は回復していなかった。同年8月7日の『日刊サイゾー』の報道では関係者が「意識は回復しましたが、記憶が戻っていない」と話している様子が伝えられ、同じく関係者曰く「症状の程度は聞いていませんが事件当時のことをほとんど覚えておらず、そういった以上現役復帰はかなり難しいでしょう」と再起不能が濃厚であるとする説が確認された。 平井は、試合中に頭部を打撲する場面がなかったにもかかわらず脳に損傷を受けたことが当初より疑問視されていたが、後に同日の試合前に控室でTARUより暴行を受けていたことが明らかになり、11月にTARUとMAZADAが暴行の疑いで兵庫県警に逮捕された。全日本に参戦したことのある他団体のレスラーによれば、「キャリアでは平井の方が上なんだけど、地方興行でチケットをかなり売ることでTARUが幅を利かせていた。前に平井がリストラ寸前だったところをTARUが救ってやったこともあって、上下関係が逆転していた感じだった」という。 これ以降平井は公の場に姿を現していないが、2013年現在リハビリ中と伝えられる。記憶もあり、自力での歩行や食事もでき、プロレス界復帰の意思も見せているという。
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