スポーツにおけるアマチュア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 02:20 UTC 版)
「アマチュア」の記事における「スポーツにおけるアマチュア」の解説
詳細は「アマチュアリズム#歴史」を参照 報酬を目的に競技するのではなく、趣味として楽しみながら、スポーツを純粋に愛好する人をアマチュアといい、その精神(スピリット)のあり方を強調する主義のことをアマチュアリズムという。 アマチュアリズムが根幹を成しているスポーツや、アマチュアのみによって行われているスポーツ種目などをアマチュア・スポーツと言う。対義語はプロフェッショナルスポーツ。 近代のスポーツ大会はアマチュアリズムによって発展してきた歴史がある。1896年に始まった近代オリンピックは参加資格をアマチュアに限定しており、オリンピック憲章の「アマチュア条項」が設けられた。人々はアマチュアリズムの精神で大会に参加することを喜びとしていた。各国のオリンピック委員会などの規定でも、国際競技連盟でも(解釈に若干の違いはあるものの)おおむね継承されていた。だが、1945年以降、流動する社会情勢やスポーツの水準の向上などによって、伝統的なアマチュアリズムの考え方では対応しきれなくなる事態が起きており、ついにはスポーツ界はアマチュア規定緩和の方向へと進み、1962年にはクリケットがアマチュア規定を廃止し、1968年にはテニスのウィンブルドン大会がプロフェッショナルにも開放された。1974年にはついにオリンピック憲章の「アマチュア条項」からもアマチュアに関する規定が削除された。
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