スノーマリッジ【スノーマリッジ】(草花類)
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登録番号 | 第11521号 |
登録年月日 | 2003年 11月 18日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | スノーマリッジ よみ:スノーマリッジ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 山口県 | |
品種登録者の住所 | 山口県山口市滝町1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 松本理、山本雄慈、岡藤由美子、光永拓司、尾関仁志 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、シンテッポウユリ「津山」にアジアティック系「サンシロ」を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の黄白色でスカシユリ型の切花向きの品種である。草丈は100~129㎝、茎の直径は5.0~9.9㎜、上部及び中部の色は淡緑、下部の色は緑、毛じはやや有、節間長は茎の中央部は10~19㎜、止葉下は40~59㎜である。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは有、葉幅は20~29㎜、葉長は16~20㎝、葉の光沢は有、葉数はやや多、葉の着生角度は90~119゜である。つぼみの形はⅣ型、花の向きは 30~59゜、花房の形状は散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は150~179㎜、内花被の幅は60~79㎜、長さは9~12㎝、外花被の幅は40~49㎜、長さは9~11㎝である。花色は花弁の基部は淡黄緑(JHS カラーチャート3303)、地色、中肋部、縁部及び裏面は黄白(同2701)である。内花被1枚の斑点の数は70以上、外花被1枚の斑点の数は1~9、つぼみの色は淡黄緑(同3303)、内花被の形はⅦ型、外花被の形はⅠ型、内花被の先端の形状はⅠ型、反転の程度はⅧ型、外花被の先端の形状はⅢ型、反転の程度はⅧ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は白、花粉の色は黄褐、第一花梗の長さは30~59㎜、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第一花梗の向きは30~59゜、一花茎の花数は少、花の香りは弱、開花期は中である。「雷山1号」と比較して、花弁中肋部の色が黄白であること、花被に斑点が有ること等で、「アラスカ」と比較して、花弁の地色及び縁部の色が黄白であること、内花被の斑点の数が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に山口県農業試験場(山口市)において、シンテッポウユリ「津山」にアジアティック系「サンシロ」を花柱切断法により交配して胚珠培養を行い、その中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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