ストーリーの骨子(プロット)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:56 UTC 版)
「トラック野郎」の記事における「ストーリーの骨子(プロット)」の解説
日本全国津々浦々を走る長距離トラック(白ナンバー)運転手、一番星こと星桃次郎(菅原文太)が主人公。やもめのジョナサンこと松下金造(愛川欽也)は子沢山の相棒。この二人が各地で起こす珍道中を描く。 シリーズ全10作に通ずる基本的なストーリーは、桃次郎が目の前に現われたマドンナに(たいてい便所や情けない姿をしている時に遭遇)一目惚れをし、相手の趣味や嗜好に合わせて(見当違いの)付け焼刃の知識で積極的にアタックしていく。また、個性の強いライバルトラッカーが現われ、ワッパ勝負(トラック運転での勝負)や一対一の殴り合いの大喧嘩を展開する。そして、「母ちゃん」こと松下君江(春川ますみ)を始めとするジョナサン一家、女トラッカー※1、ドライブインに集う多くのトラック野郎達等を絡ませ、人情味あふれるキャラクター・桃次郎を中心に、様々な人間模様が綴られてゆく。 結局、恋は成就せず物語はクライマックスへ。天下御免のトラック野郎に戻った桃次郎は、時間が足りない悪条件の仕事を引き受け、愛車・一番星号に荷(時には人も)を載せてひたすら目的地に向けて愛車のトラックで突っ走る。その走りぶりはアクセルを踏み込んだ時の加速力(メーターの上がり方)からしてもうかがえる。追っ手の警察を蹴散らし、強化された検問を突破し、トラック野郎達の応援・協力を得て、道なき道を走り一番星号を満身創痍にしながらも(劇中に障害物で行灯が割れたり、泥水でトラックが汚れるなどの描写がある)時間内に無事送り届け、修理を終えた一番星号とジョナサン号が走り去る…というシーンで終わりを迎える(第1作のエンディングは一番星号がジョナサン号を牽引し、第3作ではジョナサン号が一番星号を牽引した。これは、激走の代償として自走不能となってしまったため)。 ※1 純然たる女トラッカーの出番は、第1、3、5作に留まる(第2作にはバキュームカーの、第4作にはミキサー車の女性運転手が登場する)。後半の第6作以降には登場しない(ただし、第9-10作では母ちゃんがジョナサン号のハンドルを握るシーンがある)。
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